隠の桐島さん【鬼滅の刃】

最近は瓢箪を破裂させるのが流行っているらしい ページ22

「俺、竈門炭治郎って言います！！
お名前を伺っても良いですか？」




『ははっ奇遇だね、丁度私も聞こうと思ってたんだ
私は桐島A...炭治郎くんか良い名前だね〜』




「ありがとうございます！！」



やっと名前分かったわ
もうずっと少年とかあの子とか呼んでたから


名前が分かって良かった...


パクパクとなほちゃんたち三人がが作ったおにぎりを頬張る炭治郎に
なほちゃんは瓢箪らしきものを差し出した




「実は、瓢箪を吹く鍛錬があるんです！」



「瓢箪を吹く？」



「そうです...カナヲ様に稽古をつけるとき
しのぶ様はよく瓢箪を吹かせていました！」



独特な訓練だなぁ...
胡蝶様が編み出した訓練なのかな？




「へぇー面白い訓練だね！音が鳴ったりするの？」




「いいえ吹いて瓢箪を破裂させてました」




『......へ？』



う、嘘でしょ...コレを破裂させんの！？


そもそも瓢箪って破裂させられるものだっけ...？


人間そこまで出来るものなのか...
なんかちょっと怖い

彼女達は本当に私達と同じ人種なのか？


先程までニコニコと笑っていた炭治郎くんも
ポカンと口を開け強い衝撃を受けているようだった




「え？この硬いのを？」



「はい、しかもこの瓢箪は特殊ですから
通常の瓢箪よりも硬いです」



試しに置いてあった瓢箪を軽く叩いてみると
叩いてみた手がジーンと熱を持つくらいに硬かった


雷に打たれたような衝撃を受ける私たちに
更に追い討ちをかけるようにきよちゃんは言う



「だんだんと瓢箪を大きくしていくみたいです
今カナヲ様が破裂させているのは...」




“この瓢箪です”




そう言って出したのは
人の身の丈ほどある巨大な瓢箪


ずっしりとした重みのある瓢箪だった



あんな華奢で可愛らしい女性がッ！？
こんなドデカイ瓢箪破裂させてんのか...？

え、私も炭治郎くんと一緒に頑張ろうかな…

これが俗に言う珍百景？→←機能回復訓練だってよ

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