隠の桐島さん【鬼滅の刃】

隊士さんこんにちは ページ3

『おーい！！誰かぁああああ』



「変だなぁ...誰もいねぇじゃん」



おいおいまた伝令ミスじゃないよな...
そう思い冷えた目で鴉を見れば慌てて否定される

どうやら今回は間違いないらしい



「でも、一体どこへ...聞くに負傷してんだろその隊士？」



『そうみたいですね...早く見つけてやんないと』



命に関わる怪我だとはまだ報告されていないが
鎹鴉飛ばしたのなら高確率で自分では動けない可能性がある

お姫さんはどこかしらっと



ふと、高くそびえ立った崖を見上げる
登れなくはない

鬼殺の隊員だったら難なく登れる高さだ



もしや...



『後藤さーん...あそこじゃないかな？』



「あ？...うわっ高ぇなぁ....
でももう彼処しか探してねぇとこないもんなー」



後藤さんは暫く考えた末
しょうがねぇなっと渋々と言った様子折れてくれた


よっしゃー、行ってこようっと




木の上へ飛び上がり
崖の段差を利用して最も高い場所へと登り上がった

するとそこには倒れた隊士の姿が見えた
いち早く脈を確認し呼吸も安定しているようだったので

後藤さんに合図して下に飛び降りた


身軽な体捌きが自慢の私はこういう事も出来たりする
隠の中ではかなり身体能力は高い方だと思う


一般隊員と同じくらい



これでもっと筋力があれば剣士にもなれたのかな....




「お前ほんっと身軽だよなぁ...」



『お褒めに預かり光栄でーす
さ、蝶屋敷にこの人送って休みましょ』



こちとら早く休みたくて仕方がないんだ
給料より休みくれマジで...

負傷した隊士を担ぎながら切実にそう思うのだった

今宵は月が綺麗ですね→←鎹鴉って丸焼きにしたら美味いかな？

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