それは突然に

◎20(side遥輝) ページ20

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次の日気持ちを切り替えてドームにやってきた。

ロッカーに行くと卓さんがいたので
昨日のことを冷やかしてやった。

すると拳士さんも話に入ってきて
2人で卓さんのことを散々いじった。


それから話を聞いていると卓さんと同い年で名前が
Aちゃんであることが判明した。



『え、ちょっとまって、卓さんまさか連絡先交換してへんとか言わんよね？』

「しとらん」

拳「お前、何してんだよ！」

遥「卓さんそれはないっすわ」


してないんかい！せっかく俺が応援してあげようと
思ったのになんやそれ。


Aちゃんのことを好きかどうか聞くと
曖昧な返事しか返ってこなかった。


なんだか俺は卓さんの行動力の無さと
はっきりしない気持ちにイライラして



『けどもう会われへんかもしれないんすよ』


そう釘を刺し、発破をかけるように言うと
何かを感じたのか悩むように自分のロッカーに帰っていった。


(なんで好きって気付かへんのかな)


俺はあまりにも鈍感すぎる卓さんに
ただただ呆れるしかなかった。


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それから何日かたって拳士さん、鍵谷さん、卓さんと俺の4人でご飯に来た。


卓さんはここしばらく自分の思ったような
結果が出せていない状況だった。


3人で元気がない卓さんのこと励ましていた時。


結果が出せてない理由が
Aちゃんでは無いかと言う話から
話題は卓さんの恋バナへと変わっていった。








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