【d!】この幹部ら、いきなり態度変えてきたんですが？【軍パロ】 (ページ8)

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今日はちょっと読書でもしよう！！←

最近ショッピくんの様子が変だからね。私まで混乱して落ち着かないからたまには図書室で本でも読んで心落ち着かせないと。

図書館へ行き、カウンターで柔らかそうな椅子に腰掛けて本を読んでいるエミさんに話しかける。

エミさんは図書館を任されている司書の役割だからね。

『えっとエミさん、本借りるね？』

em「Aさんでしたか。別に構いませんよ」

丁寧には言ってくれたが少し声色が冷たい。
そして再び自分が読んでいた本へと目を落とす彼。

まぁ彼の許可も出た訳だし何読もうかな、なんて考えて沢山の本が収まっている棚を見上げる。

あ、上の方に「死にたいと思っている貴方へ」なんて題名の本がある⋯病んだ人とか丁度よさそう。

別に興味ない、そう思ってずらりと綺麗に整頓されている本を眺める。だけどほぼ分厚いし難しそうな本ばかり。

kn「へぇ〜⋯Aがこんな難しい本読めるんや？」

『コネちゃん』

嘲るように少し笑い、一言余計なのを付け足すコネちゃん。
彼も図書館に本を読みに来たのだろう。

コネちゃんは私が立ち尽くしている棚の隣の本を手に持つとパラパラとめくる。

kn「・・・大先生が、」

めくっている手を止めずに彼はなんの本を読もうか悩んでいる私に話しかけた。

“・・・大先生が、”

⋯⋯？

次の言葉を待っていれば口を開く。

kn「⋯いや、なんでもあらへん」

『⋯？何？気になるじゃん』

kn「何でもない、言うとるやろ。分からへんのか？」

キツい言い方をするとコネちゃんはめくっていた本を棚に戻し別の棚の方に足を進めて私から離れる。

別にキツい言い方なんて皆からされてるから慣れてるしいいんだけど⋯

大先生が何だったんだろ？

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