【d!】この幹部ら、いきなり態度変えてきたんですが？【軍パロ】 (ページ19)

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ci「せーんぱい。久し振りっすね」

ある日、突然後輩であるチーノから話しかけられた。私から話に行くことは多かったけどチーノから来ることってあまりなかったような⋯。

“久し振り”と言ったのはチーノは若くして持ち前の能力を活かし、外交補佐をしているからここ数日は任務を遂行していたらしい。

『久し振り。それにしてもチーノから話しかけてくるとか珍しいじゃん』

ci「んふふ、確かにそっすね。
⋯⋯あ、Aさん最近は何してるんすか？」

いつものように瓶底メガネの奥の橙色を細めながら聞いてくる。なにか違和感は感じたものの特に気にせず私は答えた。

『最近⋯？

最近はエミさんの管理してる図書室で読書とかかなぁ。
あ、それからんらんの植物園に行ったりとか、飼育してる動物と戯れたりしてるけど』

ci「⋯ほんまにそれだけなんすか？」

『⋯⋯えっ？』

別の意味を含めたような言い回しに疑問が生まれる。え、私普通に質問に答えただけだよね？

『いや、ほんとにそれくらいだけど？』

ci「そんな訳ないやろ。やったらなんでショッピも大先生もやけにAさんのこと、気にかけとんねん。
⋯隠し事とかメンドイんで正直に言うてくれません？」

手首をチーノにがしりと掴まれた。え、何。
もしかして何かを正直に言うまで離してくれないヤツ？？

ci「⋯あんたのせいでショッピと鬱兄さん、おかしくなってもうたんすよ」

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