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「 Aさん、手ぇ出して 」
「 ん、」
千冬と遊んだ帰り道。
隣で歩幅を合わせてくれる千冬はそう言われて
素直に手を差し出せば、
『 俺とオソロっす 』
って嬉しそうに笑えば、
わたしの手には千冬と同じ、リングのピアス。
シンプルで可愛い。
付けているバラのピアスを外して、
千冬に貰ったピアスを付けて、
千冬に聞いてみた。
「 えへ、どう？似合う？千冬 」
ちょっぴり嬉しくて自然と頬が緩んだわたし。
わたしより背の高い彼に自然と上目遣いになる。
見上げるようにそう聞けば、
千冬は、ぼわっ、と頬を赤くすると、
「 なんか、…いや、似合うっス、可愛い 」
目線をわたしから外してそう言った。
そう言う彼に『 ありがと 』って
貰ったピアスを触りながらそう言えば、
『 っ、なんつーか、よく笑いますね、最近 』って
千冬の大きな手がわたしの頭に乗った。
確かに、そうかもしれない。
最初は、なんだこいつらクソ野郎だな、
としか思ってなかった。
けど、強制的に関わらせられて
みんなみんな、個性的だけど、好きだなあって。
「 俺、笑うAさん、好きっス 」
「 千冬は素直だね 」
「 Aさんが笑うとみんな嬉しそうっスよ 」
そう言う千冬は、はにかむ笑顔。
千冬の素直なとこ好き。
なんて思ってたら、
わたしの手は千冬の熱帯びた頬に触れていて。
「 っと、……え、Aさん？」
「 んー…、可愛いね千冬は 」
「 かわ…っ！？……かっこいいが、いいっス… 」
上から見つめれば彼の瞳と目が合う。
千冬は、弟みたいで可愛い。
そう伝えれば、
さっきまでの千冬とは打って変わって、
今度は千冬の手がわたしの頬に添えられた。
「 俺だって、男っスよ 」
「 ？…うん、男の子だあ 」
ふにゃりと笑うと深くため息をついた千冬。
そうすると
綺麗な彼の顔がゆっくりと近づいてくる。
えと、千冬さん？
これから起きることに身構えて、
あと、数センチで距離がゼロになる時。
「 はーい、すとーーーーっぷ 」
勢いよく後ろに引っ張られたわたし。
上を見上げれば、
「 ち ふ ゆ ……コレ、俺のだから♡ 」
不機嫌そうなマイキーがいた。
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真弥 - 夢主ちゃん口癖「ばか」になってそう笑笑 これからも投稿頑張って下さい！ (2022年12月10日 14時) (
レス) @page25 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
こはね - あの、この作品と関係なくて申し訳ないんですが、｢マイキーとシジュウハッテ｣の続編とリクエスト編？のリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2022年1月30日 8時) (レス) id: 7f91654289 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - おーい、夢主ちゃん何カップ？？wめっちゃ面白いです。更新頑張ってください！！ (2021年8月25日 17時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話読んでたら、私まで夢主ちゃんのお胸揉みたくなりますｗｗ更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月21日 15時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - イザナくんとの絡みも見たいｯｯ！ですｯｯ！！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月28日 14時
