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「 無茶しすぎっス、Aさんは 」

「 …千冬?怒ってるの 」

「 怒ってるわ!!このバカ!!!」






あれえ、いつもの穏やか千冬どこですか。




ひと通り、



ケンチン 『 お前、今度1人で突っ走ったら殺す 』

場地 『 テメェまじで、俺ら殺す気か、無茶すんな 』

三ツ谷『 ほんと心臓にわりぃ、ばーか 』




って言葉をもらって、
マイキーはあれから静かになって、

残るは千冬だったんだけど。






「 こんの!ほんとに!!ばか!!!」

「 お、ちついて…?」

「 Aさんは!俺らにとって大切なんっスよ…っ 」






あれだけ怒ってた千冬が、
俯いて、消えかかりそうな声で、そう言った。


余程、心配してくれたのかな、
そう思うと、みんながとても可愛くて。






「 一人でどっか、行くのやめてください 」

「 はい 」

「 無茶すんのやめてください 」

「 はい 」






切なそうな声で言葉を並べる千冬の頭を、
優しく撫で回して、『 いい顔が台無し 』って

無邪気に笑えば、かぁあ、って、
みるみるうちに顔が赤くなる千冬。






「 ずりぃっ…ス、」






それだけ言うと、場地の元へ走っていった。


残されたわたしは、
可愛いなあ、なんて呑気なことを考えてると、

『 A 』ってマイキーの声がわたしを呼んだ。






「 少し、ドライブしよ 」






『 ん、』っと言って渡されたのはヘルメット。


わたしの手を取ると、
自分の指にわたしの指を絡めて、

ぎゅううう、と、強く握って
バイクの元へ歩き出すマイキー。


そんな彼はいつもの彼じゃなくて。






「 マイキー、…どったの 」

「 …………。」






自分のバイクの後ろにわたしを座らせて、
わたしのヘルメットを付けるマイキーは無言。


自分もヘルメットを付け終わると、
エンジンをかけて、

何も言わずに、わたしの手を掴んだかと思えば
自分の腰へ回させて、



『 ぎゅってして 』



なんてこと言うから、
言われるがままに彼の背中に、

ぴたっ、と肌を密着させる。



彼の綺麗な肌に、わたしの肌が触れる。

どうしたってこれは、全然慣れないんだから。






「 俺さ、」






夏の、心地の良い風が、私の頬に触れる。

そんな中、
ゆっくりと口を開く彼の言葉を静かに待った。







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真弥 - 夢主ちゃん口癖「ばか」になってそう笑笑 これからも投稿頑張って下さい! (2022年12月10日 14時) (レス) @page25 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
こはね - あの、この作品と関係なくて申し訳ないんですが、「マイキーとシジュウハッテ」の続編とリクエスト編?のリンクを貼っていただけないでしょうか? (2022年1月30日 8時) (レス) id: 7f91654289 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - おーい、夢主ちゃん何カップ??wめっちゃ面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話読んでたら、私まで夢主ちゃんのお胸揉みたくなりますww更新頑張ってください!応援してます! (2021年8月21日 15時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - イザナくんとの絡みも見たいッッ!ですッッ!! (2021年8月19日 23時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆた | 作成日時:2021年7月28日 14時

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