MIRAGE

日高side ページ17

次の日。

会社の朝のミーティングの時間。

浦「日高、あの企画書はどうなった？」

日「はい。準備は進んでます」

浦「わかった。じゃあ、解散…」

その時、彼の携帯に電話がかかってきた。

浦「…もしもし…ああ、もう着いたか。入ってくれていいぞ」

その時、入り口のドアが開いた。

入ってきたのは…

日「あいつっ……！！」

バーであった、Nissyだった。

浦「今日から新しく入る西島くんだ。」

西「西島です。慣れないこともあると思いますが、宜しくお願いします」

といって彼は俺に笑みを向けた。

日「っっ…！！」

浦田課長はそれに気づいたらしく、

浦「おっ、なんだ、日高、知り合いか？」

と聞いてきた。

俺が

日「いえっ…」

と否定しようとしたが、

西「はい、友人です」

と西島が遮ってしまった。

浦「じゃあ、日高、西島に仕事を教えてやれ。西島、日高は面倒見いいから教えてもらえ」

日「えっ…」

西「はーいっ…宜しくお願いします、日高さん」

とまた西島は俺に不敵な笑みを見せた。

最悪だ…

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