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出逢い ページ2

私が彼、下崎大夢と出会ったのは





小学3年生の春






「はい注目!転入生だぞー」






そういう担任の声と同時に入ってきたのは、けだるそうな男子。





「下崎大夢です。皆さんよろしくお願いします」





簡単な自己紹介を終えた彼の第一印象は






大きな瞳が特徴的な可愛い系男子。






当時、地味系グループに属していた私には






華の転入生に話しかける勇気なんてなく







ただ一つ風の噂で分かったことは、マンションが同じだってこと。





下校時刻になり、彼が1人になったところを見計らい







勇気を出して声を掛けた





「大夢くん…だよね?」





「えっ、うん」





「わ、私、鈴野奏っていうんだけど…あの…マンション同じだから一緒に帰らない?」





緊張しながらも放った、私の問いに対する彼の答えは





「マジ!いいの!俺、帰る人いなくて困ってたんだよね〜奏って呼んでいい?」






意外にもOKだった。にしても…






「いきなり呼び捨て!?」





「あ、ゴメン!嫌だった?」





私の顔をのぞき込む様にして、聞いてくる彼。






「ううん、いきなりだったから驚いただけ!」






うーん、なんて呼ぼうか…






大夢は馴れ馴れしいよな…






そうだ!






私はあるあだ名を考えた。






「私は、ひろちゃんって呼んでいい?」





「もちろん!じゃあ帰ろうぜ、奏」






「うん!」







この時は、どうだったか忘れたけれど






今考えると、多分もう好きになってたんじゃないかな?と思う…

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作者名: | 作成日時:2017年4月13日 20時

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