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ハリネズミ。それが僕の匣兵器だ。
力は弱くない程度の強さで、その分知性とスピードが長けている。なにより、防御力が高い。
また、体を守る無数の針が……気に入ってる。この子を使っての戦闘は、工夫しがいがあって楽しい。
あの子は小さな匣から飛び出して、狐どもと激しくぶかり合う。力の競い合いを楽しんでいた。
「ハリネズミとは可愛いが、なんてパワーだ……。これだけの匣ムーブメントをよくそんな三流リングで動かせる」
γは不思議そうに感嘆を吐いた。そんな彼を、僕はせせら笑う。
“よくそんな三流リングで”？リングはただのリングだ。リングのランク分けは炎の波動に対する耐久性を意味するだけ。
つまり、全力で炎を灯してしまえば……Ｃ以下のリングは壊れてしまう。
今使っているのはＤランクのリング。下級であるリングが、僕の炎に耐えられるはずがなく……、それは粉々に砕けた。
「僕はキミ達とは生き物としての性能が違うのさ」
僕はポッケから、もう一つリングを取り出す。今度はＣランク。
「さぁ、僕らも始めよう」
次に、匣も取り出した。こっちには、昔から愛用している武器が入っている。
Ｃに適度な炎を灯し、匣を開ける。紫の炎を纏ったトンファーを握り、γに対して構えた。
γは眉間に皺を寄せ、僕を見つめている。その目から、驚愕の感情を感じとる。眉間は苦々しく歪んでいたが。
タンっ。僕と彼の踏み出しはほぼ同じ。
僕のトンファーと彼のキューがぶつかり合う。弾いては叩きつけ、弾かれては体を逸らして攻撃を避ける。
彼のキューは細身に似合わず、丈夫でぽきりと折れなかった。彼の炎は雷。……雷属性特有の“硬化”か。
γがキューを僕に大きく振るった。それをトンファーを使って、軌道を逸らす。
予想外な方向へ飛ぶ彼の腕。その腕がまた防御を施さないうちに、一発くらいは……。
γが舌打ちをした。すぐにリングに炎を灯して、広く展開させる。
しかし、躊躇することはない。どうせ、彼は弱いのだから……バリア状した炎くらい破れる。
僕は左足を踏み込んだ。ウエイトシフトに勢いを加えて、γの顔面へトンファーを振う。
γの体が真後ろに飛ぶ。神社の柵をぶち壊して、γの体が壊れた建築物に埋もれた。
しかし、入りが浅い。とっさに顔を逸らされた……のか。
逃げるのだけは上手いな……。この、草食動物は。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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紅うさぎ(プロフ) - 『』（くうはく）さん» はじめまして(*´∇｀*) セクハラされてますよーwww 更新頑張りますね！応援、ありがとうでーす(笑) (2015年7月28日 23時) (携帯から) (
レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
『』（くうはく）(プロフ) - はじめまして〜(*´∀｀)γが、γが山本の恭ちゃんにセクハラしとるゥゥ！Σ（￣□￣;）一途な恭ちゃん大好きです！更新頑張ってください！ (2015年7月28日 19時) (レス) id: a9dcd649f5 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - れなさん» ありがとーなのです！更新しますね！ (2015年7月28日 0時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - この小説大好きです！頑張ってください！ (2015年7月23日 7時) (レス) id: 9f0f130969 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - lime さん» どもなのです(｀ー´ゞ-☆ いつも感謝してますでーすw (2015年7月14日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2015年7月13日 1時
