【佰玖拾漆】白蛇との別れ ページ38
日本語って…難しいよね…(ブランク明けの執筆難易度の高さに苦悶してる作者の図)
そういえばこの前、作者はハンドクリーム(めっさいい匂い)を塗った友達の手の匂いを｢実家のトイレの匂い！！(｀･ω･´)ｷﾘｯ｣と言って張り手をくらってます(´・∀・｀*)＜ｸﾋﾞｶﾞﾓｹﾞﾙｶﾄｵﾓｯﾀ…
日本語って…難しいよね…(二回目)
(※因みに芳香剤と言いたかった)
□□□□□
夢主side
行冥の大きな手が、青年の背を優しく押した。
出てきたのは…あの頃の少年の顔をした、小芭内だ。
『…小芭内』
小｢…俺は信じない｣
奇しくも、それは…原作漫画で、杏寿郎が殉職した事を知った柱達のカットシーンで小芭内が言っていたセリフと同じ物で。
姉弟故の因果を感じると同時に、嗚呼、と目を細めた。
『小芭内』
小｢信じない｣
『小芭内』
小｢…信じない｣
『小芭内！！』
小｢！｣
一度強めに言葉を飛ばせば、伝達代わりに腕に巻き付いていた白蛇がビクリと震えた。
…まるで、小芭内の感情を表しているかのように。
炎の呼吸の使い手故か、体温は高い方だと思っていたのに…いつの間にか蛇の冷たい体温に違和感が無くなっている事に柄にもなく困惑した。
…この体温、杏寿郎達に好評だったのにな。
ふるふると、白蛇が震えている。
……まるで、泣いているかのように。
…と、そこで冷たく感じている筈の肌に一つ暖かい感触が追加された。
…小芭内の、手だ。
『…ん。』
小｢俺は、覚えている。
小さな頃…"杏華姉さん"が、俺を慰めてくれた事｣
『そういえば、そんな事もあったねぇ…』
隠し切れない程に震えている手を握り締めながら、そうしみじみと呟いた。
…もう、あの美しい双眼を見る事は叶わないんだね。
小｢…指切りげんまん｣
『？』
小｢昔、教えて貰ったのを覚えている。
…小指を絡めて、約束するんだろ？｣
『…』
─────杏華姉さん、約束してくれ
…絶対に、俺が死ぬまで死なないでくれ
─────……あぁ、約束だ
『ごめんね、約束…守れそうにないや』
小｢…酷い姉だな、あんたは｣
本当に、酷い姉だよ。
なぁ？小芭内。
今も涙を流しているであろう、君と……もう眼を合わす事も出来ないのだから。
─────私の眼を見ろ、小芭内
もう一度、見てみたかったなぁ……あの、宝石のような美しい双眼を。
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花陰 桜(プロフ) - 紗那さん» 初めまして、コメントありがとうございます！私もそこは気合いを入れて書いたので嬉しいです！割と短めですが、モノローグとして現代編も入れる予定なのでお楽しみに！(ふんすっ) (2022年1月31日 19時) (
レス) id: f28080f41d (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - 初めまして、とても素敵なstoryでお気に入りです！！一人ひとりの別れでは泣いてしまいました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀) このまま現代編に続いて欲しいです(^^) (2022年1月31日 0時) (レス) @page50 id: 651dd4d3c6 (このIDを非表示/違反報告)
花陰 桜(プロフ) - いちごマカロンさん» 嬉しいコメントありがとうございますm(*_ _)m (2022年1月23日 22時) (レス) id: f28080f41d (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 面白すぎて一気読みしました！！やばい、小説読んでマジで泣いたのこの作品が初めて、、、新しいエピソードが毎回流される。 (2022年1月23日 8時) (レス) id: 8d57d47a4b (このIDを非表示/違反報告)
花陰 桜(プロフ) - まっひーさん» ﾜｰｲ(*´ω｀*) (2021年12月2日 18時) (レス) id: f28080f41d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花陰 桜 x他1人 | 作成日時：2021年9月18日 18時
