キャラメルマキアートの恋２ K.N (ページ2)

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48杯目ページ2

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『今、ちょうど試作で作ってるのがあって

Aさんに感想もらいたいんだけど

見てもらってもいいかな？』

「私なんかでよければ」

『よかった。プロの意見ほしかったの』

「いや、わたしなんてただの素人なんで役に立つかどうか...」

『美大の人のセンス俺めちゃ信用してるから』

さらっとプレッシャーをかけられてしまった

PC前に座る彼の横に並び、

彼が持ってきてくれた椅子に座りPCを見ていた

勝手に経営者だと思っていた彼が

横でさらっとコードを書いている姿に驚いた。

この人本当完璧すぎる、なんでもできるんだ...

とちょっと心の中でおののいた。

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『うーん...

動かそうとしたら、保存したデータになぜか

エラーが出てるんだよね。なんでだろ。』

「なんでですかね、前は動かせたんですよね」

『そうなんだよね、なんでかな。どこかバグっちゃったのかな』

「うーん、謎ですね」

『うちのエンジニアに聞いてみる...か

ちょっと待ってて、下から携帯取ってくる』

そう言って、彼は下に降りていった。

部屋に取り残された私はPCとにらめっこ...

エラーが出ている場所はここで

想定されることとしては...

あれ？

なんかこの行、違和感あるな

あ、ここだ。

家の構造上、声が響くようにできているからだろうか

1階で彼が電話している声が聞こえる

『もしもし風磨？俺なんだけどさ、

あの試作なんか動かないんだけどちょっと確認してみてくれる？』

『ありがとう助かるわ。よろしく』

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