Love shower (ページ49)

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廉「なんでっ、なんで紫耀がっ...」

岸くんだと思っていた筈が、突然違う人間だと分かり混乱する廉に追い打ちをかける。

紫耀「廉、今からする俺の質問に答えて、」

廉「へっ、？」

明日の朝になったら"あれは夢だった"なんて終わらせ方されそうな気がして、

紫耀「廉は俺の事、好きか？」

廉「なんやそれ、ええからこれ抜けやっ、」

紫耀「答えて。

今なら廉が欲しい答え、返せる気がする。」

廉「なんやねん、それ...

そんなん、もうわかってるんやろ？」

紫耀「お願い、廉。」

廉「...き、好きっ、やから」

紫耀「...俺も廉が好き。

岸くんに嫉妬して、寝込み襲ってごめん。」

そう言って、自分のをナカから抜こうとすると、廉に手を掴まれた。

廉「...中途半端に終わるん？」

紫耀「え？」

廉「気持ち悪い、さっさと気持ちよくして？」

そう言われて、優しく微笑まれたらもう、理性が飛んで無我夢中で突いた。

廉の声が脳に響いてアホみたいに興奮してしまう。

本来なら完全に順番が逆だし、廉が岸くんの事を本気で好きだったら、俺の立場は無かった。

それがどういうことか、それぞれ好きな人を諦めて付き合っていたから奇跡的に気持ちが通じた。

人の恋人を横取りするような悪質な行為だった筈なのに、今じゃこれのおかげとさえも思えてしまう。

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後処理を終え、2人並んで同じベッドに寝転ぶと、隣にいる廉がグッと擦り寄ってきた。

廉「もう順番間違えんでな？俺かてこれは夢なんじゃないかって不安になるやろ？」

紫耀「俺の代わりに岸くんと付き合ってたのはスルーの方向？」

廉「それはその、ごめんやん。」

紫耀「まあ、岸くんもきっと大丈夫だから、岸くんの背中押してあげて？」

廉「ん、せやな。」