Love shower (ページ46)

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勘違いな片想い/しょうれんページ46

ライブ終わりのホテル、部屋割りは岸くんと廉、俺と海人、そして一人部屋の神宮寺に別れた。

部屋に戻ってダラダラしていると、ホテルさん側のご好意で露天風呂を貸し切ってくれたようで部屋を出るようとドアノブに手をかけ、少し開けた所で、後ろにいた海人に腕を掴まれた。

海人「話があるんだけど、いい？」

紫耀「ん、いいよ。」

どこか深刻そうな顔をしている海人を見て、相談に乗ってやることにした。

勇太「あれ、行かないの？」

紫耀「ごめん、先行ってて！」

ドアの隙間から顔を覗かせて聞いてくる神宮寺に後から行くと伝えドアを閉めた。

紫耀「んで、話って何？」

ベッドに座った海人の隣に腰掛け、答えを待つ。

海人「紫耀ってさ、廉のこと好きでしょ？」

紫耀「...好きだよ。」

海人「だったらさ、俺と付き合わない？」

紫耀「は？」

海人「実は俺、岸くんのこと好きでさ。

...でも、岸くんは廉と付き合ってて、俺ら叶わない恋じゃん？寂しいもの同士...」

紫耀「ごめん、俺はそれに賛同出来ない。好きな奴との恋が叶わないからって、他の誰かで穴埋めする気はない。

...ほら、露天風呂行ってきな？」

海人「でも！」

紫耀「ごめん、今は1人にして？」

海人「...ごめん、変なこと言って。」

俺の圧に負けたのか、海人は必要なものを持って部屋を出て行った。