Love shower (ページ36)

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廉「ひらの、くん...？

起こしてくれたん？...ありがとぉな？」

紫耀「それは全然いいんだけど、永瀬くんが教室で寝てるなんて珍しいね？」

廉「ん〜、そう？」

永瀬くんはまだ寝ぼけているのか、ポワポワとした話し方と関西弁が混じる

そして少し困ったように笑った。

そんな永瀬くんの顔を間近でまじまじと見ていて、俺は何か違和感に気付いた

紫耀「永瀬くんさ、それ伊達メだよね？」

ただの興味本位だった。言葉を発するのと共に永瀬くんのメガネを外したのは。

そこには息を飲むほどの綺麗な顔があって、眼鏡越しだった視線が今は何も無く視線が絡み

次第に永瀬くんの顔が赤く染まる

廉「...っ平野くん？！」

紫耀「ふふっ、可愛い。」

そう言うと、突然目を見開いた永瀬くんが、なんだか少し慌てたように顔を両手で隠す

廉「平野くんっ、ちょっ、メガネ返して！」

紫耀「えぇ？」

廉「うわわわっ、」

慌てて立ち上がると、荷物を持って教室を出て行ってしまった。

紫耀「あっ、ちょっと永瀬くん！メガネ忘れてる！

...帰っちゃった？ヤバくない？追いかけないと!!」

見失っちゃったな...

この眼鏡どうしようかな。