Love shower (ページ35)

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珍しい人/しょうれんページ35

紫耀「んぅ...

やべっ、すっかり寝ちゃってた。」

授業中に寝てしまった俺は、今日も放課後まで1人でぐっすりだったらしい

たまには誰か起こしてくれてもいいのに、

上体を起こして軽く伸びをすると、俺の視界に何かが写りこんだ

えっと...

俺の斜め後ろの席に伏せている彼

紫耀「あ〜...えっと、永瀬くん？」

うちのクラスで成績トップの彼は、どんなに周りが騒いでても、どんなに周りが寝ていたとしても真面目に授業を受ける。

そんな永瀬くんが、寝てる所は今までに1度たりとも見た事が無かった

そんな永瀬くんが今、机に突っ伏して寝てる？

いや、でももう放課後だよね？

自主学習してたとか？

てかこれ起こすべき？？

普通に考えてここで勉強するより家だよね？

どうするのが正解？

...起こしてみる？

最終下校時刻もあるし、俺はいいけど永瀬くんは良くないだろうし

頭の中で結論づけて、席を立ち永瀬くんの席の目の前にしゃがんで腕をつついてみる

廉「んぅ、ふぅ...」

ダメだ。やっぱりこんなんじゃ起きないか

今度は少し力を入れて肩を揺する

廉「んんっ...んぁ、ひらのくん...」

やっと起きてくれた永瀬くんは寝起きだからか、なんだかポヤポヤしていた

紫耀「そろそろ最終下校時刻だから永瀬くんもとりあえず外に出よ？」

廉「う〜ん。」