Love shower (ページ27)

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他校の文化祭/しょうれん(だいれん) ページ27

俺は友達に誘われて「なにわ男子高等学校」にやってきた。

名前の通りここは男子校で、お店を出してるのも全部生徒

だからここも

『おかえりなさいませご主人様？』

そう言って出迎えてくれたのは、黒髪の俺より少し小さな可愛い子

この感じだと、ここの一番人気だろうか？

『ご主人様は今日誰に会いに来てくれたんですか？』

そう言って差し出された紙には、やっぱり"1番人気西畑の大ちゃん"って名前と写真が貼られていた

でも、その子よりも俺の目を引く子が1人

紫耀「じゃあこの子で」

西畑「かしこまりました。少々お待ちください！れ〜ん指名入ったで！」

彼に呼ばれて裏から出てきたのは金髪寄りの髪の毛をお団子にしている"永瀬の廉ちゃん"

恥ずかしそうにメイド服の裾を引っ張りなからも、やる気の無さそうな彼に案内されて窓際の席に着いた

『ご指名ありがとうございます。ご主人様は今日なんの気分ですか？』

クールに定型文をスラスラと並べて、メニュー表を俺に見せてくる彼

少しの悪戯心が芽生えてしまった俺は、初対面だという相手に

紫耀「今日は廉ちゃんの気分かな？」

なんて変化球を返した

それに対して少し悩む素振りを見せると

廉「...今回だけやで？」

そんな俺の答えに彼はそう言うと、ニヤリと笑いさっきの子に駆け足で声を掛けて戻ってきた