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淡い期待/きしれん ページ22
優太「廉っ！」
廉「ぁ、きっさん」
優太「どこにも居ないからめっちゃ探したじゃん」
廉「なんか、ごめんなぁ？」
屋上をフェンスに寄りかかり、右腕をさする廉に近寄って廉の右手を握り、腕に優しく触れる
優太「また傷が増えてない？」
廉「ん〜、なんかやめられんくて
1人きりになるとな？色々と考えてまうねん...」
俺が社会人になって6年、廉が社会人になって3年
俺らが付き合い始めて1年半
廉のリスカに気が付いてから半年が経った
優太「それなら、今日は一緒に居られない？」
廉「えぇ？」
優太「家に来ない？
あっ、それが嫌だったらホテルとかでもいいし」
廉「嫌やないよ。だって、きっさんは俺の恋人やろ？」
優太「じゃあ、一緒に帰ろうな」
廉「うん...ありがとうな、優太」
そう言って笑顔を見せると、屋上を出て行った。
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作者名：春夏
| 作成日時：2022年4月24日 16時
