Love shower (ページ18)

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僕はいつも思うことがある

警察が現場に到着する時、どうしてこんなにもわかりやすく登場するのだろうって、

だって、サイレンの音がしなかったら犯人に見付からずに素早く捕まえられるでしょ？

『警察に通報されたって事は、お前ら以外にも居るよな？』

「ヤバい、バレるのも時間の問題かもしれない。とりあえず絶対に動かないで！」

そう言われると、答えるまもなく守るように抱きしめられた

『何処に隠れているかな〜』

犯人らしき人の声と、何かで叩く音が少しずつ近づいてきて、心臓の音がバクバクと大きくなる

『あれぇ、2人揃って仲良く小便か？笑』

犯人らしき男性の声と共に、トイレのドアが音を立てて開け放たれた

あぁ、終わった。

目をめいいっぱい瞑り、来るであろう痛みを待っていると、俺を抱き締めていた力がフッと抜けて、代わりに誰かが倒れる音がした

薄らと目を開けると、倒れているのは一緒に隠れていた彼ではなく、犯人らしき男の方だった

それから彼は俺が手に持っていた彼の携帯を、コンビニの窓ガラス目掛けて投げ、ガラス破片から庇うように俺を抱きしめた。

投げられた携帯は窓ガラスに当たり、パリンッと音を立てて割れ、それと同時に警察が突入してきた。

そこからはあっという間で、犯人は警察に取り押さえられ、コンビニに居た俺らは事情聴取される事になった。