Love shower (ページ12)

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廉「その、どういう事？」

紫耀「俺はずっと、廉は人見知りだけど仲良くなったら気まぐれで、いろんな人の懐に入って行くのが上手い子だって思ってた。

だから、俺もその内の1人で廉が俺なんかに特別な気持ちを抱いたりしないんだろうなって。最近は岸くんとジンかなって

......でも、俺はあの頃から、ずっと廉のことが好きだよ？俺はとっくの昔に廉の沼にハマって抜け出せなくなっちゃったんだ」

廉「それなら知ってるやろ？俺はそんな素直に言えるようなやつちゃうねん...」

紫耀「うん。そうだったね。」

そう言って、目の前でシュンとした廉の頭を撫でてやる。あの頃は髪型を崩されるのが嫌で誰にも触らせなかったのに

紫耀「今は髪の毛弄られても怒らなくなったんだね？」

廉「だって...」

紫耀「ん？」

廉「あの頃は、しょおがヘアセットしてくれてたから崩されたくなかったんやもん」

紫耀「そっか、廉もあの頃から俺の事大好きだったんだ。もっと早く気付けたら2人でいれる時間もいっぱい作れたのに勿体ないことしちゃったな。笑」

廉「っそやな...笑」

やっと笑った。

こうやって廉の笑顔を独り占めできるなら、もっと早く自分の気持ちにも廉の気持ちにも気付いて、勇気を出したら...

なんて過去より、今より先にある未来、廉と2人の時間を大切にしたいな。

そんな気持ちも込めて、そっと口付けをした。