普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

54.久しぶりの休日 ページ6

『う〜ん……何処に行こうかな？』



私がこうやって町を歩いているのも
理由があって……



最近、働きすぎだから体を壊してしまうと
怒られてしまいやむ無く

休日を過ごす事に





『あ、松田さん！伊達さん！』





松田さん達を見かけてつい声をかけて
側に駆け寄る…


今日は非番なのだろうか？






松「お、久しぶりだな」


伊「今日は着物じゃないんだな」


『そちらこそ今日はお休みですか？』



松「あぁ、溜まっていた有給を

少しずつ使おうと思ってな」



伊「それで、今から着物屋に

行くんだ」






話によれば伊達さんの奥さん


ナタリーさんに内緒で着物を
プレゼントするらしく今から選びに…




着物………





『選ぶのを手伝っても大丈夫かな？』




松「それなら助かるが……

何処かに行く予定はないのか？」




『えぇ勿論』






と………言うわけで…






やってきました







月宮着物店へ





『こんにちは〜』



「あら？Aちゃん


お久しぶり〜！元気にしてたかしら」



『えぇ…それよりも相変わらず

現役なんですね』


「ふふ♪まだ現役で居るつもりよ


それよりもあの子…まだそちらで

居るんでしょうか」



『もしかして月宮ちゃんの事ですか？

えぇ…ですが、得るものはあると思います』



「それなら良いのだけれど」




松「もしかして知り合いか？」



『あぁ、私のお店で働いている

月宮ちゃんのお母様なの』



伊「へぇ…Aって人脈広いんだな」


『そう………かなぁ？』









ナタリーさんの好きな色をメインに
着物を選んでいき………



なんとか一色選ぶことができて
買うこともできました







松「今日はありがとう」



伊「本当に助かった」




『お役に立てて良かった』






「それにしても………Aが

洋服だなんて、不思議ね」



『そうかな？私だって洋服は

着る事は出来るよ


それにしても………』



「どうしたの？」




『………ううん………



じゃあ、今日はありがとう』




私はそのまま手を振って挨拶をする





自分の部屋に戻って写真立てを見て
そっと呟く………








『………もう少し………





あと少しだね』

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