普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

87.それぞれの覚悟 ページ39

『…すみません！

松田さん、待ちましたか？』


松「いや……今来た」



『それなら良いですけど………』



松「ほら、敬語………

今日は１日ゆっくり過ごすために

遊ぶんだろ？」



松田さんが手を此方へ出した為
私はゆっくりと手を握り返す



やっぱり男の人の手はゴツゴツしていて
何だろう…少しだけ


ドキドキしちゃう……




心臓の音……聞こえて、ないかな？





松「じゃあ、入っていくぞ」



ギュッ




『…うん………』





でも、入っていったのはお化け屋敷で…
久し振りに入ったのか

とにかく松田さんに抱きついていた





松「(胸………意外に大きいかも…

それに、可愛いな……)」



『…あ！ま、松田さん

ごめんね、いきなり抱きついて…』



松「その松田さんってやめねぇか？

俺だってAって呼んでるし」




『…ま、……えっと…

陣平くん………で良いかな？』




松「………おう」




一方、見守っていたのは………




「えぇ？手を繋いで顔を赤くするなんて

意外に初なんだねぇ〜あの二人」



ゆ「兄さん、そんな事いったらダメだよ

僕は良いと思うな」




竜「しかし尾行って…

何か悪いことしてるみたいばい」



ゆ「あ！動くみたい………

そろそろ彼処にいくのかな」






僕は時計を見て空を見上げた




さて、A


覚悟してね♪









【夕暮れ】





『……陣平くん、今日はありがとう

とっても楽しかった』



松「そうか………なら、最後に

寄りたいところがあるんだ

いいか？」





連れてこられたのは高台




私は強い風に帽子を抑えて
椅子に座る





空「どんな感じですか？」


暁「あぁ、まだみたいやな

頑張れ…松田」









松「今日は俺も楽しかった



その………一言だけ




“月が綺麗ですね”」




月が綺麗ですね？



でも………今は、まだ夕暮れで…




あぁ……そっか





『…

“私はあなたの瞳に移った月を見ています”』





暁「へぇ……意外やな」


竜「どんな意味なん？」




竜くんの言葉に皆、ガクッと来ると
代わりにゆうさん達が説明してくれた




「月が綺麗ですね

その意味は“あなたを愛しています”

そんな意味だよ♪」





ゆ「そしてAの返事は


“私はあなたの瞳に移った月を見ています”


この意味は




“あなたと人生を共にしたい”って訳」



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