検索窓
今日:32 hit、昨日:45 hit、合計:101,908 hit

ページ30

「幽霊…。どうしてあなた達は私を助けてくれるの?…いや、私じゃなくて助けたいのは零?」

昔みたいに幽霊の姿をはっきり見えることはなくなったけど、なんとなく存在を感じることはできた。

「正解。お前、賢くなったな。そんで、爆弾は俺の専門分野なんだ。なんでも聞け」

みんなを助けるには自分でこの爆弾は解除しなければいけない。

そうだ、いつだって人に助けて貰えるなんて限らないんだ。

あの時、透が撃たれた時だって、幽霊がいなかったら私はきっと死んでた。

「自分でどうにかする」
「間違えたら全員死ぬぞ」
「私は間違えない」

Aは勉強を沢山してきた。それは、降谷のように国を守る公安になりたかったからだ。

だからこそ、他人に甘えてられない。

「解けた…!」

爆弾の解除が終わると、Aは肩の力が一気に抜けた。





人質を出口から逃がし、暫く百貨店の中で立っていると亡霊の男が話しかけてきた。

「お前なら、零を任せられる」
「貴方はいったい…いいえ、松田陣平さん」
「美人に覚えられてるとは光栄だな」

Aは松田の声がする方へ体をむけた。




「ヒロさん、伊達さん、萩原さん、松田さん」




姿は見えなくても、きっと皆そこにいる。

「ありがとう」

松田はふっと笑うと、サングラスを外しAを見た。

消えかける4人の姿を最後に見たAは、深く頭を下げた。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (337 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
871人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです!お疲れ様でした! (2023年1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!直しました! (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます!多忙ですが、ぼちぼち書いております! (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:明朱 | 作成日時:2022年5月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。