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「さぁ、帰ろう」
降谷はAの手を繋いで立ち上がろうとすると、暗闇から銃声がしたと同時に、右足から血が吹き出した。
Aは目を見開き、何が起きたか理解できなかった。
「逃げろA!」
「やだ、やだ…!」
暗闇の方へ目をむけると、降谷が気絶させたはずの待ち伏せしていた男が起きていたのだ。
「くそ、なんだこいつ。一般人じゃねぇな…。おい、ガキ。そこどけ」
Aは男を睨みつけると、ナイフを持って走り出した。
「わかった。そんなに死にてぇならガキから始末してやる」
「よせA!!」
降谷は右足を撃たれた痛みから動けない。Aは暗闇の中に走っていき、銃を持った男は走り回るAにむかって銃を撃っていた。
Aは暗闇から男に向かって落ちていたナイフや小石を投げ、逃げ惑った。
「くそ、何だこのガキ!変な動きしやがって…!」
するとAは丸腰で男に向かって走ってきたと思えば、股の下を通り抜け、背後へ回る。
「いつの間に拳銃を…!」
Aは降谷が持っていた拳銃をいつの間にか奪っていた。
『あの照明を撃て』
降谷の見覚えのある男は、天井に指を指し、Aの腕を支えて銃を構える姿勢を取らせた。
「萩原…?!」
降谷は一瞬写った幻影が嘘とは思えないくらい鮮明だった。
弾丸が当たり照明は男に向かって落ち、下敷きにされた男は気絶した。
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ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです!お疲れ様でした! (2023年1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!直しました! (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます!多忙ですが、ぼちぼち書いております! (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明朱 | 作成日時:2022年5月17日 19時