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降谷はスーツを脱いでシャワーを浴びると、Aは脱衣場でずっと待っていた。
「こんな所で待つのはやめてくれないか?服を着てないんだから」
「イヤ」
タオルを腰に巻いて出てきた降谷はAを無理やり脱衣場から追い出そうと抱き上げると、抵抗する。
「着替えるまで待ってくれ」
「透キライ!!Aずっとひとり寂しい!」
降谷は「はいはい」と言いながら脱衣場から追い出す。
「全く、子供らしくなりやがって」
嬉しいような呆れたような顔をしてクスリと笑う。
脱衣場から出ると、Aの姿が見えなかった。
「A…?」
部屋のあらゆる場所を探しても出てこなかった。
「まさか…!」
閉めていたはずの玄関の鍵が開いていて、Aの靴がなくなっていた。
降谷は冷や汗と共に最悪のケースを考え、まず風見に電話をしながら外に向かった。
Aが行きそうな道、公園なども探したが、どこにも姿が無かった。
たった5分目を離しただけで…と思ったが、Aは足が早い分、5分でも行動できる範囲が広い。
焦れば焦るほど事故か事件に巻き込まれないかと最悪なケースを考えてしまう。
風見と合流できたが、Aは見つからなかった。
「風見、近くの監視カメラを見て探してくれ」
「わかりました降谷さん」
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ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです!お疲れ様でした! (2023年1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!直しました! (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます!多忙ですが、ぼちぼち書いております! (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明朱 | 作成日時:2022年5月17日 19時