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風見の家に向かっている途中、買い物袋を持った灰原と会った。
「あら、Aさん。こんな時間にどこへ行くのかしら」
「透疲れてるから風見のところにお泊まりしに行くの」
「貴方ね、子供がふらふら大人の男の人の家に行くなんて危ないのよ」
Aに男の人が危ないという危機感など備わっていない。それは風見なら尚更だった。
「風見は大丈夫」
「信用できる人ならいいけど、気をつけなさいよ」
「うん」
灰原の隣を通り過ぎると、Aは一言放った。
「ありがとう、シェリーちゃん」
灰原は驚き、振り返ってAの方を見る。
風見の家に着くと、料理のできない彼はAにカップラーメンへお湯を注いだものを目の前に置いた。
「Aこれ初めて」
「これはカップラーメンと言ってお湯を注いで3分待つだけで食べれる」
「さんぷん」
3分にセットしたタイマーをじーっと見つめてAは大人しく待っていた。
「そろそろ開けていいぞ」
カップラーメンの蓋を開けると、蒸気と一緒に美味しそうな匂いがした。
「うましかて」
「いただきます、だろ」
「いたます」
フォークで麺を掬うと口の中に入れる。
「あち、あちっ」
思ったよりも熱く、舌がやけどしそうになっていたので風見はフォークを渡すように要求する。
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ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです！お疲れ様でした！ (2023年1月18日 19時) (
レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！直しました！ (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます！多忙ですが、ぼちぼち書いております！ (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明朱 | 作成日時：2022年5月17日 19時
