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翌日、算数の授業中。
「じゃあ、安室さん。この問題できるかな？」
黒板に向かって歩いてる間も緊張していたが、しっかり昨日の事を思い出しながらやると解けた。
「正解！難しい問題なのに頑張りましたね」
Aは自分の席に戻ると、歩美がAの肩を軽く叩いた。
「よくわかったね、すごい！」
「昨日、透とたくさん勉強した」
隣の席の灰原もAに「やるじゃない」と褒めた。
透、A算数できた…！
家に帰ると真っ先に降谷に報告しようとウキウキで帰った。
「透、A今日は算数できた」
玄関に入ってすぐの所に倒れている降谷。
どうやら肩を怪我している。
「とーる？」
揺すっても起きない降谷の姿があの時の父の姿と重なって一気に青ざめる。
しかし、彼には息があることが確認できた為、一度深呼吸をして落ち着かせると、風見の携帯に電話をかける。
「あぁ、降谷さんお疲れだから寝かせてあげて」
Aは風見に言われた通りにジャケットを脱がし、ネクタイとベルト、ワイシャツの第二ボタンまでを外した。
和室から掛け布団を持ってきて掛けると、任務は完了した。
「今日は僕の家に来るかい？ゲームとかはないけど…」
「うん、そうする」
風見の家まで歩いて行く事になった為、ランドセルに明日の教科書とお泊まりの最低限の道具を集めたが、Aは玄関の前で立ち止まった。
透…大丈夫かな
すると、またぼんやりと何かが見えだした。
「大丈夫。俺が見張ってるから」
またお化けだ。
「おじさん、だれ？」
「俺は伊達航。こいつの同期だ」
「どーき…？」
「同級生みたいなもんだ」
Aは彼を信用して家を出ることにした。
「なにかあったら俺がこいつを起こすから安心して行ってこい」
「うん、ありがとうおじさん」
玄関の扉が閉まると伊達は降谷を見て笑う。
「まだ28なんだけどな。おじさんだってよ」
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ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです！お疲れ様でした！ (2023年1月18日 19時) (
レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！直しました！ (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます！多忙ですが、ぼちぼち書いております！ (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明朱 | 作成日時：2022年5月17日 19時
