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算数のテスト返却の日、Aは少し自信ありげに取りに行った。
しかし、返ってきたのは100点満点中60点だった。
「やべー、俺70点だったー。これじゃ母ちゃんに怒られちゃうよ」
60っ点って低い…？！と、透に怒られる…！
Aはテストを机の中にさっと隠した。
「しょうこいんめつ…」
「Aちゃん、何点だったのー？」
後ろの席の歩美の声にびっくりして肩が飛び上がる。
「な、ないしょ！」
学校から帰っている間Aは少し憂鬱だった。
あんなに頑張ったのにいい点数が取れなかった事と、透にもしバレたら怒られるかもしれないという不安。
家に帰ると、Aは結局持って帰ってきた答案用紙を見てため息が出た。
すると、ガチャッと風呂場の開く音がすると降谷がタオルで頭を拭きながら上半身裸の状態にスウェットパンツのスタイルで出てきた。
もう見なれた光景で抵抗もないが、突然現れた降谷にAは驚きが隠せなかった。
「どうかしたのか？」
全力で首を横に振るA。背中にはテストの答案用紙を隠している。
もちろん降谷はそんな事はとっくに見抜いてAから奪う。
「うぅ…ごめんなさい」
降谷は解答用紙をまじまじと見るとふっと笑いだした。
「これ風見に教えてもらったのか？」
「うん…」
「こんな回りくどいやり方じゃ間違えるぞ」
和室のローテーブルに答案用紙を広げてAの筆箱からペンを取り出した。
「ここはこうして…」
降谷が教えるやり方はAでも理解できるくらいやりやすかった。
「できた…」
間違えた問題は案外すぐに解けた。
「どうせなら予習もしておこうか」
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ヴァイオレット(プロフ) - 作品とっても面白かったです！お疲れ様でした！ (2023年1月18日 19時) (
レス) @page33 id: 5d40b73d38 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！直しました！ (2023年1月4日 22時) (レス) id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 役10年じゃなくて、約10年です。 (2023年1月4日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 冬眠。さん» ありがとうございます！多忙ですが、ぼちぼち書いております！ (2022年12月28日 22時) (レス) @page20 id: 08199dcf3a (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - めちゃめちゃこの小説好きなんです…‼更新待ってます‼‼ (2022年12月27日 21時) (レス) @page19 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明朱 | 作成日時：2022年5月17日 19時
