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A「………?」
ここは……?どこだろ……。随分大きい部屋……降谷さんが運んでくれたのかな……?にしても……
A「このべっと……おおきすぎるよ……」
今何時だろ……あ、もう夕方か……
A「まぶちぃ……」
バルコニーから漏れる光に目をつむった。
ふと気になって、バルコニーに出てみた。
そこには、私の知らない景色が写っていた。
A「………わぁ……!」
初めて見た……これが海なんだ……。本やテレビでしか見たことなかった……ずっと行ってみたかった……
なんて、綺麗なんだろう。
他の人が聞けば「海なんて」と思うかもしれない。でも私は、大学以外外に出た事がなく、ずっと家の中に居たからこの感動がわからなかった。
安室「起きたのか」
A「あむろおにいちゃん!みて!きれいだよ!」
夕陽が海を照らしていて……とっても……
安室「君の方が綺麗だよ」
A「な、にゃ………?」
何を言ってるんだこのイケメンは………海の方が綺麗に決まっているだろう……
安室「行ってみる?」
A「いいの!?」
安室「勿論」
A「いく!わーい!」
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「君の方が綺麗だよ」
自分でもキザなセリフだと思った。でも、本当に……彼女の方が綺麗に思えた。
A「きゃー!つめたいねー!はろー!」
ハロ「わんっ!」
はしゃぐ姿も、笑う姿も
………やっぱり全部が可愛い。
A「あむろおにいちゃん!みてみて〜!わかめー!」
うっ……可愛い……
A「あむろおにいちゃん」
安室「ん?」
A「…………なんでもなーい!」
そう言った横顔が悲しそうに見えた。何故だろう、やっぱり彼女は……どこかで……
A「えいっ!おみずこうげき〜!」
安室「………(悶えてる)」
A「お、おにいちゃん?だいじょうぶ……?」
優しく頭を撫でられる………。ん……?待てよこの感じ………
「りぇいさん!」
「いたいのいたいのとんでけー!」
「りぇいしゃん〜!すき〜!」
「りぇいさん〜!」
「りぇいさん………すきだよ……ばいばい…」
安室「…………今のは……?」
無数の声が、頭に響いた。聞き覚えのある懐かしい声。それは、多分…………
A「おかおまっさおだよ……?」
心配そうにアメジストの瞳が僕を見る
安室「(あぁ……やっぱり………)」
敵わないな……
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ちくわって世界一美味しいと思うんだ! - めっちゃ、おもしろいです!!甘宮様神ですかー??夢主ちゃん可愛すぎだし、もうヤバいです!!更新頑張ってくださいι(`∀´) (2019年5月30日 17時) (レス) id: 58ec5fb451 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» そうなったら面白そうですね笑コメントありがとうございます! (2019年5月6日 23時) (レス) id: 95214cc8a9 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 甘宮さん» 凄く面白いです!安室さんと昴さんのこのあとどうするのですかね?いつものように<赤井〜〜!>と言うのかな? (2019年5月6日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨ちゃん(プロフ) - 私も今日、昨日紺青の拳見てきました。面白いですよね。更新頑張ってください!! (2019年5月1日 7時) (レス) id: b26fe46f51 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - 黄昏さん» ご感想ありがとうございます。これからも頑張ります (2019年4月29日 19時) (レス) id: 95214cc8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮 | 作成日時:2019年4月7日 16時