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12話 ページ13

国木田がため息を吐けば眼鏡をくいと上げて口を開く

国木田「谷崎、一緒に行ってやれ……あと、A、お前達の同行も許可する」

『ありがとうございます』

猫娘「どうも」

まな「やったー!」

まなちゃんがそう言えば嬉しそうに鬼太郎に抱きつく

鬼太郎「…なんで抱きつくんだよ……」

まなちゃんの方が鬼太郎より背が高いので鬼太郎はまなちゃんに抱きしめられる形となる

それを見て微笑ましく思って笑えば

それと同時に

ナオミちゃんの元気な声が聞こえてくる

ナオミ「兄様が行くなら、ナオミも行きますわぁ」

それと共にギギギという聞こえてはいけない音も




それから少したち各自準備を始める

が、私達は特に問題ないので準備という準備が無かったが敦くんは緊張しながら準備している

猫娘はそれを不安そうな呆れた顔で見ていた

猫娘「ねぇ、あれ……敦、大丈夫なのかしら」

鬼太郎「さぁ……」

『まなちゃんまなちゃん』

まな「はい?」

『私の懐においで〜』

そう言って腕を広げれば

まな「うぅ……恥ずかしいよぉ〜」

と言って照れながらも私の腕の中に来るまなちゃんをぎゅーっと抱きしめる

『まなちゃん、まなちゃんには私達がついてるからね』

そう言ってまなちゃんの頭を撫でていれば腕の中でまなちゃんがコクンと頷いたのが感じられた

そうしていれば

国木田「おい、お前ら」

不意に国木田に呼ばれまなちゃんを腕の中から解放してそちらに行けばひとつの写真を手にしていた

国木田「さっき、小僧にも話したが……ヨコハマに不慣れなお前達に1つ忠告をしておく、A、お前らは妖怪だから我々人間の攻撃などそうそう効かんだろうが、まな、お前は人間だからな……特に注意しておくといい」

まな「?」

国木田「こいつには会うな、会ったら逃げろ」

鬼太郎「この人は?」

太宰「マフィアだよ」

猫娘「にゃあ!?」

急に現れてはそう言う太宰に驚き猫顔を露わにする猫娘

太宰「わぁお、本当に君たち人間じゃないんだね」

猫娘「さっきも言ったじゃない、私達はあなた達ひ弱な人間とは違うの!」

太宰「うふふ、分かったからその爪を閉まっておくれ」

そう、猫娘は太宰に爪を向けていたのだ

太宰「さっき敦君にも説明したのだがね?この写真の男、マフィアなのだよ、尤も他に呼び用が無いからそう呼んでるだけだけどね」

あー

″ ね ず み 男 ″ が 言 っ て い た 男 か

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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時

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