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11話 ページ12

樋口「それで……」

こちらをちらっと向く依頼人の女性

『あぁ、どうぞ、続けてください』

そう言えば再び口を開いた

樋口「依頼と言うのはですね、我が社のビルヂングの裏手に、最近善からぬ輩が(たむろ)している様なんです……」

谷崎(普通に再開した……変人慣れしてンのかな……)

猫娘(善からぬ輩、ねぇ……もしかしたら罠なんじゃないかしら……)←フラグ設立完了

谷崎「善からぬ輩って言うと?」

樋口「分かりません、ですが襤褸(ぼろ)を纏って日陰を歩き聞きなれない異国語を話す者もいるとか……」

国木田「そいつは密輸業者だろう」

と、不意に戻ってきた国木田が口を開く

『国木田、お疲れ様』

国木田「あぁ、あと……一応俺はお前の先輩だからな」

『はいはい』

人生では私の方が先輩よ、なんて言葉は閉まっておく

実質、ここでは彼が先輩ではあるが、私は気にしない←

国木田「話を戻すが、密輸業者はいくら軍警が取り締まっても船蟲(フナムシ)のように湧いてくる、港湾都市(こうわんとし)の宿業だな」

まな「フナムシ……」

猫娘「まな、しっ」

まな「はーい」

樋口「ええ、無法の輩だという証拠さえあれば軍警に掛け会えます、ですから……」

『現場を張って証拠を掴め、って事ですね』

国木田「おい、俺の台詞(セリフ)を取るな…」

そう言えば、フッと息を吐く国木田

そうすれば敦くんと鬼太郎の方を見る

国木田「小僧共、お前らが行け」

敦「へっ!?」

鬼太郎「えぇ?」

国木田「ただ見張るだけだ、それに……密輸業者は無法者だが大抵は逃げ足だけが取り柄の無害な連中…初仕事には丁度いい」

鬼太郎「でも……」

鬼太郎がこちらをちらっと見てから国木田に視線を戻す

国木田「…本当なら、Aと猫娘、お前達にも行かせたいところだがそんな大人数でいても逆に邪魔になる、それにまなを1人で置いておくのもあれだろう」

『そうねぇ……』

まな「あ、あの!鬼太郎が行くなら私も行きたい!」←

鬼太郎「え」

国木田「だが…」

猫娘「まなが行くなら私も行くわ」

国木田「おい……」

『みんなが行くなら私も((国木田「おい!!」……何よ、国木田』

国木田「さっきの俺の話を聞いてたか!?」

敦「で、でも……」

なんと、敦くんが国木田を無視した←

国木田「おい」

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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時

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