危険な怪異 ページ47
実夢視点
トイレ掃除。
実夢「聞いてよ花子くん!」
実夢「今日ね、ほのか先生が倒れちゃったの!」
光くんにいちごクッキーをもらった後、花子くんに今日の事を話した。
先生最近リアル充実してたし、過労ではないと思うんだけどなぁ〜。
もしや、土籠先生のこと考えて、寝不足とか?
花子「ミム、それってセンセーどんな様子だった?」
実夢「え、どんなって言われても…あ、汗めっちゃかいてて、うなってたような気がする」
花子「フーン…それは多分怪異の仕業だ」
実夢「え!?」
どうしよう、先生怪異になっちゃう!?
花子「そいつはね、夢魔という怪異だと思う」
実夢,光,寧々「むま??」
花子「そ。最近凶暴な怪異の一人で、取り憑いた相手を夢の中へ引きずり込むんだ。最悪の場合、一生目を覚まさないこともある」
花子「七不思議の4番と似たような怪異だね」
一生、目を覚まさない…?
実夢「先生、死んじゃうの…?」
思わず不安になって言葉を漏らす。
花子「大丈夫、そのために俺達七不思議がいるんだから」
花子「センセーは助けるよ。ま、もう土籠がなんとかしてるかもしれないけどね」
あ、そっか、先生七不思議の5番だった。
実夢「花子くん!何かすることあったら手伝うよ!」
光「オレもだぜ!先生にはいつもお世話になってるし」
寧々「私も!花子くんの助手だし、先生死んじゃったらやだもん!」
花子「じゃあここに、」
ほのか先生を助け隊、結成!
光「実夢、あとで話したいことがある」
実夢「あ、うん」
なんだろ、このときに。
放課後
光「実夢、これなんだが、」
光くんが暗号を見せる。
あ、ああ!了解。理解した。
光「気持ちは嬉しいけど…オレ、好きな人がいる。だからお前の気持ちには答えられない」
やっぱし?
実夢「知ってたよ。光くん分かりやすいもん」
光「え、マジか!」
うん、めっちゃ顔に出てる。
実夢「もちろん!応援するよ？」
寧々ちゃんセンパイなら、光くんとくっついてもよし!
花子くんがなんていうかは知らないけどね☆
光「ありがとう!」
振られたのに気持ちいい。いや、振られたから気持ちいいのか。
よし!これで余計な気持ちなしで先生を助けられるぞ!
実夢「光くん!頑張って先生を助けようね!」
光「おう!蜘蛛野郎の恋も応援してやんねーとな!」
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作者名：リガロ x他1人 | 作成日時：2019年8月21日 23時
