駄目だよ!? ページ5
実夢「ほのか先生!」
ほのか「あ、実夢ちゃんいらっしゃい!」
この元気な子は実夢ちゃん。
この子だけ、ちゃん付で呼ぶほど仲がいい。
よく、一緒にご飯を食べる。
ほのか「いいの?同級生とか友達とかと食べなくて?」
実夢「いいんですよ〜。私は先生と食べたいですし!」
そう言って正面の席に座った。
ほのか「ふふ、嬉しいなぁ。じゃあ、食べようか。」
私が弁当を出していると…
実夢「見てくださいよ!今日の収穫!!」
実夢ちゃんがスマホ画面を私に見せてきた。
『わかった!あの人に会いに行くんでしょ。光くん愛しの寧々・ちゃん・セン・パイ♡』
光『ばっ・・・・・・違え!とにかくくんな!ていうか撮んな!!』
実夢「可愛いですよねっ!?光くんっ!!」
ほのか「いや、実夢ちゃん駄目だから!」
すかさずツッコミを入れた。
実夢「先生がわかってくれないぃぃっ!!」
ほのか「いや…仮にそう思っても、立場上、貴方を止めなきゃいけないの…。」
はぁ…全く…とため息をついた。
実夢「ちぇー…で、土籠先生とはどうなんですかー?」
ほのか「え??」
実夢ちゃんが弁当を食べながらニヤニヤと聞いてきた。
実夢「まさか何もないとは言わせませんよ〜?」
ほのか「え??なんの事?」
とぼけちゃって〜!と声を張り上げる実夢ちゃんに疑問を持つ。
実夢「……ホントにわかってない感じですか?」
ほのか「ん??土籠先生って何で??」
実夢ちゃんは目を真ん丸にした後、はぁ〜っと深いため息をついた。
何か変な事言ったかな??
実夢「ほのか先生、そうゆうとこ疎いよねぇ〜。で、土籠先生に恋の告白♡されたらどうなるんでしょ〜ね?」
ほのか「は?…………待って!?!?」
ばっ!と顔に手を当てて、シャットダウンする。
土籠先生が…? 私に…?? 恋の告白を…??
ほのか「いやいや!!ないない!ていうかつ、土籠先生はっ!ど、鈍くさいからっ…!!何か…色々手伝ってるだけでっ!!」
先生らしからないが、私も女の子。
言い訳を連ねて自分を納得させる。
……が。
実夢「え〜?もしかしたら、計算かもよ?ほのか先生にかまって欲しくて…」
ほのか「あぁああぁっ!!!」
実夢ちゃんのニヤニヤが増している。
生徒なのにっ…!!主導権を取られたぁあっ!!
少し恨めしく思う半面、こういう時間が好きだったりする。
私のお昼休みは騒がしかった。
ほのか先生と土籠先生♡と、光くんぅぅうぅん!!!→←わたしの秘蔵・光くんコレクション!
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作者名:リガロ x他1人 | 作成日時:2019年8月21日 23時