普通じゃないモノへの恋は難しい！！ (ページ35)

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なぜ!?なぜ!? ページ35

実夢視点

実夢「ほのか先生！今日の光くんみてください!」
昼休み、先生とご飯を食べるために、いつものとこでスマホを出した。
最近では、ほのか先生ますます面白いし光くんかわいいしで、ギャラリーがパンパン!
新しいカメラ買うためにも、バイトしないとな～と思っていた矢先、
ほのか「ねぇ実夢ちゃん。わたしに隠してること、なぁい？」
へ?隠し事?
どうしよう、ありすぎて分かんない。←
国語の授業中ずっと寝てたこととか、こっそり土籠先生やほのか先生のことをつけてたこととか、課題を一枚出し忘れたこととかetc…
実夢「な、なんのことですかぁ～?」
こういう時はとりあえずしらばっくれよう。
変に慌てると、「そういう事もしてたの!」って
バレてないのも怒られる。
ほのか「丁度女子トイレの前を通った時、キスって言葉が聞こえてきたんだよね～、どうゆうことかな?」
実夢「ああ、それは寧々ちゃんs…」
これは言って良いんだろうか?
仮にも人の大事なこと。聞かれたとしても、答えたらいけないのか?
あ、丁度いいのがあるじゃない。脅すつもりはないから。
実夢「あらー、わからないんですかぁ?自分の事なのに」
ほのか「!」
実夢「土籠先生にキスされたでしょ。ああ、く･ち･び･る♡だったら良かったなぁ♡」
ほのか「…!?///」
その証拠がコレ、とスマホを差し出す。
大丈夫、これ以外は他のところに保存したし、
出してない。
ほのか「…これ、実夢ちゃん専用の課題。」
それはご丁寧に表紙まで付けられてて、
実夢「国語(古典)偏差値50以上の受験勉強問題…!?」
実夢「ちょっと待ってください、ここ受験しなくていいですよね!?しかも50って偏差値高すぎ!」
課題には有り得ないくらいの小冊子になっていた。
ほのか「プリントとして10枚、ページだったら20ページだね」
いや、厳しすぎでしょ！
ほのか「これ、見て」
ほのか先生がぴらぴらとめくったページには、
恋ひ恋ひてあヘる時だに愛しき
言つくしてよ長くと思はば
この和歌の作者を答えなさい。
実夢「…!?////」ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ
これって、わたしが光くんに渡した…!?
ほのか「実夢ちゃん、ウソついてるでしょ、私が聞いた時、花子くんにって言ってた」
え、知ってんの!?
実夢「…寧々ちゃんセンパイが花子くんにほっぺにキスしてるのを目撃しました」
ほのか「実夢ちゃんには罰として、一問間違うたびには写真を一枚ずつ消して、5問問題追加ね★」
ほのか先生が黒い笑みでわたしに詰め寄る。
うう、イジメだイジメ!