普通じゃないモノへの恋は難しい！！ (ページ31)

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バレた。ページ31

実夢視点

あの和歌を渡して数日、光くんからなんにもいわれません!
いや、もうバッサリ言われた方がすがすがしいというか、なんというか、
こんなにドキドキすんの!?
今まで違う意味で光くん一直線だったわたしには到底分かんなかったけど、世界中の恋する乙女(わたしは乙女じゃないけど)すごいな、よく体力と心臓持つね!?
…もしかして忘れられてたりすんのかな。
それはショック。とてもショック。
今日もトイレ掃除行くけど、行きたくないなぁ～。

トイレ掃除にて

光「…」
実夢「…」
うん、忘れてるな、これ。
うわー、結構キズつくな～。
実夢「はぁ…」
寧々「…!」
寧々「ねぇ、実夢ちゃん、ちょっとお話しいい？」
実夢「え、いいですけど…」
ホントは寧々ちゃんセンパイちょっと複雑だけど、断ったら申し訳ないしな…
寧々「花子くん!今日ちょっと先に終わるね!」
花子「決定事項なの!?じゃあ少年残ってね」
光「オレかよ!まぁいいけどよ」
寧々「じゃあね!実夢ちゃん、行こ!」
実夢「あ、はい」
そうして寧々ちゃんセンパイに連れられて、わたしは屋上に来ていた。
寧々「ねぇ実夢ちゃん。実夢ちゃんって、源くんのこと好きなの?」
!?ば、バレた!?
実夢「す、すすすすす、好き!?え、やぁーそ、そんなことないですよ!?」
バレちゃダメ!光くんは、寧々ちゃんセンパイが好きなんだから!
って、じゃあなんでラブレター渡したんだ!?
ああ～!思い出すだけで顔が熱くなる～!!
寧々「ふーん?でも、前となんか源くんへの態度、違くない?」ﾆﾔｱ
寧々ちゃんセンパイって、こんな顔する人だっけ!?
実夢「い、いやいやいや、そんなことないです!絶対!」
寧々「うふふ、実夢ちゃんってこんなに分かりやすかったんだぁ～。大丈夫。誰にも言わないから♡」
寧々ちゃんセンパイは、ルンルンという感じで教室に戻っていった。
終わった。
バレたぁぁああぁあ!!!!!
よりによって一番バレちゃいけない人に!!
寧々ちゃんセンパイ自分がかわいいことも、光くんに好かれてることも無自覚だから面倒くさいんだよぉ!
最近ほのか先生に主導権握られてるし、光くんには忘れられるし、寧々ちゃんセンパイにはバレるし!
も、サイアク…
実夢「ああぁぁぁぁあぁぁああぁぁぁあ!!!!」
モブ「…!?」ﾋﾞｸ)