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寧々ちゃんセンパイめ……! ページ23

実夢視点

実夢「寧々ちゃんセンパ〜イ!調理室の許可取れましたよ〜!」
寧々「え、ホント!」
実夢「はい!わたしが先生をおど…ウ″ウ″ン、説得して、許可を取りました!」
光「脅したんかよ!先生を」
実夢「ふふふふふ、いいじゃないか、光サンよぉ〜、あ、でも、ほのか先生付き添いだって」
光「おう!」
ほのか先生に許可をとる前、16時の書庫での事を聞いた。
依代の事。昔の花子くんの事。
それで、光くんの案でドーナツを作ることにした訳!
寧々「16時の書庫で、昔の花子くんを見たら、なんか、実感が湧いてきちゃって…なんかちょっと気まずいっていうかなんていうか」がっしょがっしょ
光「待った
混ぜる時はこう…さくさくと…」
ハッ光くんがセンパイの後ろから、バックハグ♡的な感じで料理を教えてる!?
めちゃくちゃシャッターチャンスゥ!
パシャパシャパシャパシャ
アアアアーーー!!!ヤバいぃぃーーー!!!
ほのか「ちょっ、実夢ちゃん撮りすぎ、」
寧々「み、源くんっ…」
寧々「あの、近い…」
光「!?すっすすすすんません!!違っ…妹と作る時のクセで変な意味は」ダダダーーーッ
ふふふ光くん焦ってるぅ!!
でぇ、わたしは光くんたちを手伝いつつ、同時進行で他のお菓子を…、

数時間後
光「よォ〜〜〜〜っし完っ成!!」
寧々「外はさくさく中はしっとりちょっと硬めのドーナツ!」
光「うまそー…」
寧々「こんなに上手くできたの初めてかも…」
光「それじゃあさっそく
いっただっきまー」
すると光くん兄(超強い祓いや)がやってきた。
実夢「あ、源家次期当主じゃないすか」
輝「その呼び方やめてくれるかな、榎本さん」
あ、寧々ちゃんセンパイ目がハートになってる。
好きなのか?この人の事。
寧々ハッ「…私
花子くんのとこ行ってくる!」
光「いってらっしゃい!」
寧々「あっそうだ」
寧々「ドーナツ作り誘ってくれたのって…私と花子くんのためだったんだよね?
ありがと光くん!
あと実夢ちゃんも」
ズキン
ずるい。光くんって呼んでいいのはわたしだけなのに。
あんなにかわいくて、優しくて、いろいろ持っていきすぎだよ。
ア″!?なに考えてんだわたしっ!!
ほのか「ふふふ、どうよ、初恋の苦い体験は」
実夢「はっ、ハツコイじゃないし、苦くもないです!」
なんだよ…せっかく二人が好きなお菓子作ったのに…
ま、拗ねてても仕方ない。今度のトイレ掃除の時に渡そ。

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作者名:リガロ x他1人 | 作成日時:2019年8月21日 23時

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