怖いよぉ…（泣） ページ16
ほのか「実夢ちゃん…!や、やめてぇ…(泣)」
実夢「ふふ、どうしようかなぁ？」
ほのか「…国語の課題たくさんだすよ…？」←
実夢「やめてください。お願いします。」ｼｭﾊﾞｯ!)
あら、礼が綺麗。←
花子/光「「…うわぁ…。」」
…正当防衛だから。
これ以上、生徒の前でおかしくならないように正当防衛してるだけだから。(2回目)
ヤコ「…アンタとも仲良くなれそうね。」
ほのか「！？き…狐…？」
ヤコ「違うわよ！！私はヤコ！」
シャーッ！と威嚇してくる…ヤコさん。
…私、動物がすごく好き。
今まで怖すぎてヤコさんの事が見えていなかったが…
ほのか「…可愛い…！」
ヤコ「！！…当たり前でしょ。」
ヤコさんはプイっと顔を背けたが、尻尾はパタパタと機嫌が良さそうだ。
ほのか「触っても…？」
そのツヤツヤでフワフワそうな尻尾をみてつい言ってしまった。
ヤコ「…特別よ。」
ぴょんっ！と私の腕に飛び込んできたヤコさん。
ほのか「ほわぁぁっ…！」ﾓﾌﾓﾌ)
ヤコ「！…(この子、中々上手いわね…)」
ヤコさんは私に全体重をかけてきたが、全く重くない。可愛い。
花子「くふふ、二番ってばすっかり気に入ってるね。」
ヤコ「ふん。この娘が撫でたいって言うからしょうがなくよ。」
実夢「あはは、先生、ホントに動物好きだね。」
ほのか「……色々、怖くなくなってきたよ。」
思わず頬が緩む。
実夢「ところでぇ？先生？土籠先生に何言ったの？気になるぅ〜！」
花子「あ、俺も気になる！」
光「俺もっす！」
上目遣いであざとく実夢ちゃんは私を見てきた。
ほのか「……秘密。」
少し意地悪に笑うとブーイングが聞こえた。
ｶﾞﾁｬｯ。
土籠「おい。戻ったぞ。」
土籠先生が戻ってきた。
花子「おかえり〜。ヤシロは…」
土籠「ここだ。」
土籠先生の脚の何本目かが、ヤシロさんを抱えていた。
花子「…ふふ、お疲れ様。」
花子くんがヤシロさんの頭を撫でる。
…この二人はトモダチ以上になれそう。
…心の中で少し微笑んだ。
土籠「…もう大丈夫か？」
後ろから声がかけられる。
ほのか「…はい。」ﾆｺｯ)
土籠「…そうか。」
すると…
土籠「おい、エキノコックス。ほのかから離れろ。」
ヤコ「何よ根暗蜘蛛！この娘が撫でたいって言うから特別にやってるのよ！」
ほのか「わわ、二人とも！け、喧嘩しないで！」
実夢「ふふ…また…！！」
違う世界を体験出来た日でした。
…騒がしかったけど。
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作者名：リガロ x他1人 | 作成日時：2019年8月21日 23時
