episode.248 ページ48
◇貴方side
今私達がいるのは院長室。
こっちに私と零、向かいにパパが座っている。
パパ「で、話とはなにかな？」
「私ね、パパに言わなきゃいけないことがある」
パパに、今までの事を全部話した。前までこの世界の住人じゃなかったことなどを。
話すのが怖かった。でもパパはちゃんと聞いてくれてた。
パパ「そうか、そうだったのか……」
「ごめんなさい、もっと早く言わなきゃいけなかったのに」
パパ「いいよ、大丈夫。そんな大事なことをちゃんと話してくれた。それだけで嬉しいよ」
「でも私は、パパの……」
パパの娘じゃない。そう言いたかったのに、口から言葉が出せなかった。
パパ「それは違うよ。確かに生まれは違うと思うけれど、君は確かに私の娘だよ。そしてこれからもそうだ」
「パパ……」
パパ「これからも、私達は家族だよ」
「うんｯ……ありがとうｯ……」
パパ「うん」
こんなにも、愛されてたんだ。私は。そして真実を知って本当の娘じゃないと分かっても。
ありがとう、パパ。
パパ「それで、安室君も話があるんだよね」
降谷「はい、まず謝らせてください。安室透は俺の偽名、本名は降谷零といいます」
零も、潜入捜査で偽名を使っていたことを話した。自分の正体も。
パパ「君達は僕に嘘つくのが好きだねぇ。ははっ」
降谷「え、許して、いただけるんですか？」
パパ「捜査だったんでしょ？それは仕方のないことだよ」
降谷「……ありがとうございます」
パパ「いやぁ、驚きだね。まさか警察官だったなんて。でも、もう一つ言いたいことがあるんじゃない？」
鋭いな、私のパパは。
降谷「えっと、実は娘さんとの結婚の許可を頂きたいんです。
さっきまで騙してた自分ですが、どうか娘さんと結婚をさせてください」
頭を下げた零君。
「お願いします」
パパ「いいよ」
降谷「ｯ！？」
パパ「娘は、僕の大事な家族。どうか大事にしてやってください」
降谷「はい！！」
パパ「うんうん」
「ありがとうパパ！！」
パパ「幸せになるんだよ？」
「うん！！」
降谷「ありがとうございます、お義父さん！」
パパ「これで降谷君も僕たちと一緒の家族だ。何でも言ってくれ」
降谷「か、ぞく……ｯ……ありがとう……ございます……！」
パパ「あぁ」
孤児だった零。初めての家族だったからかな。嬉し涙を流していた。
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ゆきな☆(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです( ´ ` *)今続編を用意してますので待っていただけると嬉しいです(*^^*) (2019年10月29日 10時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 面白すぎて一気読みしてしまいました!!主人公やキャラの性格、描写がめっちゃ好きです!! もし出来たら、その後の続編や短編見れたらなぁ〜と考えてしまいます… 長々となりましたが、これからも応援してます！！ (2019年10月29日 10時) (レス) id: 3c5aaa428f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 猫耳は使い方によって兵器になるさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月29日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
猫耳は使い方によって兵器になる(プロフ) - 読みやすくて、とてもおもしろいです！書き方等、色々学ばせてください！ (2019年10月29日 9時) (レス) id: 92088eff8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ゆきな☆さん» わああああありがとうございます！嬉しいです！！ (2019年10月28日 19時) (レス) id: a029c04e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年9月23日 11時
