episode.243 ページ43
◆降谷side
昨日で、手こずっていた黒ずくめの組織の残党狩りが終わった。
でも、まだ君は目覚めない。
「早く起きてくれよ……君に、謝りたいことが……たくさん……」
どんなに願っても、君の綺麗なオレンジ色の瞳は見えない。
俺が君の事に気付いていれば。
あそこで銃を落とさなければ。
どんどん考えても後悔ばかりだ。
「Aｯ……」
ガラガラッ
影光「……来てたのか」
「……こんにちは」
入ってきたのは彼女の従兄弟の３人。
修二「まだ、目覚めないのか」
「……」
遼平「……おい、」
「……」
遼平「……なんて顔してんだよｯ！！」
ずっと黙っていたサングラスの彼に、いきなり胸ぐらを掴まれた。
遼平「俺のせいでってか？いつまで悔やんでるつもりだよｯ！！起きちまったもんはしょうがねぇだろｯ！！」
「……そうだよ、俺のせいだよｯ…俺のせいでｯ……」
遼平「……ｯｯ！！……ふざけんじゃねぇよｯｯ！！」
頬を殴られた。だが、これを避ける資格なんてない。これは彼女をこんなにしてしまった僕の罰だ。頬を殴られるなんて可愛いもんだ。
修二「ちょｯじんぺーちゃんｯ！？」
「……へ、」
遼平「あ、」
修二「やべ、」
影光「あちゃー」
「……」
胸ぐらを掴んでいる彼の頬を引っ張ったら、何かが剥がれて、
「……お前……」
マスクの下にあった顔はよく知っている顔。
松田「よ、よぉ……」
「……夢……なのか……？」
修二「……もう隠すのは無理だな」
あとの二人も自ら顔を剥がす。
萩原「よ！降谷久しぶり」
そして、奥にいた彼は……
諸伏「ゼロ」
「なｯ……何でｯ……」
諸伏「それを話すのは、Aが起きてからだ。今言えるのは、俺達が生きてたのはAのおかげだってことくらいか」
「……そうかｯ……」
諸伏「ゼロ、悔やむ気持ちはよく分かる。俺だってそうだ。でも、俺らはAが起きると信じてる。
でも、お前が信じてあげなきゃ意味ないんだよ。その意味、お前なら分かるだろ」
信じてないわけじゃなかった。だけど、後悔ばかりが溢れてきて。
そうだよな、俺がこんなんじゃAは起きれないよな。ごめん。
「……俺が馬鹿だったよ。済まない」
諸伏「そうだよ、それでこそゼロだ」
萩原「早く、このお寝坊さんが起きてくれるといいね」
「そうだな……」
・
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ゆきな☆(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです( ´ ` *)今続編を用意してますので待っていただけると嬉しいです(*^^*) (2019年10月29日 10時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 面白すぎて一気読みしてしまいました!!主人公やキャラの性格、描写がめっちゃ好きです!! もし出来たら、その後の続編や短編見れたらなぁ〜と考えてしまいます… 長々となりましたが、これからも応援してます！！ (2019年10月29日 10時) (レス) id: 3c5aaa428f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 猫耳は使い方によって兵器になるさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月29日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
猫耳は使い方によって兵器になる(プロフ) - 読みやすくて、とてもおもしろいです！書き方等、色々学ばせてください！ (2019年10月29日 9時) (レス) id: 92088eff8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ゆきな☆さん» わああああありがとうございます！嬉しいです！！ (2019年10月28日 19時) (レス) id: a029c04e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年9月23日 11時
