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episode.149 ページ47
◇貴方side
あれから二度寝という名の拷問があり、彼が起きたのはスマホが鳴った一時間後。
ぱっと目が覚めてスマホに手を伸ばした。
赤井「はい……お前かジョディ」
赤井さんが上半身を起こして電話をしているタイミングで布団を頭まで持ってきた。
てか寝てる間でもスマホの音とかで起きれるんだ。私は無理。
そういえば、彼の目の下の隈が酷くなってる気がした。
それだけ急いで仕事終わらせてくれたんだ……
嬉しいというか、心配というか。そんなことを考えていたら、本人がこっちを向いた。
赤井「A、今日は休みか？」
「は、はい」
てか服きてくださいよ。殺す気ですか、私を。
赤井「すこし、協力して欲しいんだ」
「はい。でも、何を……」
赤井「君のストーカーを捕まえるのにな。大丈夫、危険なことはさせないさ」
「わかりました……でも、すみません。忙しいのに、赤井さんの仕事増やすことになっちゃって」
赤井「そんなのは考えなくていい」
「……でも、」
赤井「Aは自分だけで何とかしようとする癖があるが、一人では限界もある。それでもやろうとすることが一番危険だ。
だから、頼ってくれ。むしろ頼ってくれないと俺が困る」
「赤井さん……ありがとうございます」
赤井「あぁ」
「それと赤井さん、」
赤井「なんだ？」
「早くｯ！！服着てくださいｯ！！」
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
