episode.117 ページ15
◇貴方side
今日も仕事日和。さーて自室に戻るか、ってところでとある人物に声をかけられた。
コナン「こんにちは、Aさん」
「こんにちは、今日も哀ちゃんとこで検査？」
コナン「うん。というか、お仕事相変わらずだね」
「これでも楽な方だよ。誰かさんのお陰でこの前なんか家にすら帰ってなかったんだから」
コナン「はははー、降谷さん相変わらずだね……」
「ちくしょう、あのゴリラめ……」
コナン「赤井さん、アメリカに帰ったんだね」
「そう、身を隠してたぶんの仕事が山積みだからってジョディさんに連行されてった」
お巡りさんがお巡りさんに連行されてくってどうなのよ。
コナン「はははー」
「スマホは鳴り止まないし」
コナン「Aさんも寂しそうだね。タバコの匂いするよ」
「うっそ、そんなにする？」
コナン「微かにだけど。それ、赤井さんのと同じ銘柄だよね？」
「バレた？さすが名探偵だね。
でも、火付けてるだけなんだけど……んーやっぱり副流煙は駄目だよねぇ……」
コナン「もう少しで、帰ってくると思うよ。向こうも、同じ事考えてると思うし。ね？」
「……ねぇ、コナン君」
コナン「ん？」
「何でさ、赤井さん、好きだなんて言ってくれたんだと思う？」
コナン「え、」
「あんなに拒否ったのに」
コナン「……」
「あんなに無視したのに」
コナン「……本人に聞けばいいじゃん」
「言えるかこんちくしょう」
コナン「まぁ僕に言えることは、そんなに離れても関係ないくらい赤井さんはAさんのことが好きなんだって事だよ」
「……」
コナン「それじゃあね。お仕事頑張って」
わっかんないよ、どーゆー事だよめーたんてーさんよ。
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
