episode.278 ページ28
◇貴方side
零「なんだよその反応。俺が挙げたくないって思ってた？」
「え、あ、いや、そういう話してこなかったから……」
零「挙げたくないわけないじゃないか。誰だって挙げたいさ。遅くなってゴメンな」
「謝ることないよ。ちゃんと“降谷”で挙げられるのは零が頑張ってくれたからだよね。だから嬉しい。ありがとう」
零「……本当は、Aの花嫁姿すっっっごく見たくて頑張った」
「ｯ！？……あ、いや、わ、私だって零の白いタキシード姿ずっと見たかった、よ……」
零「そっか、ははっ、やばい顔がにやける」
「今からもう楽しみ」
零「ははっ」
「あははっ」
私達は顔を見合わせて、ちょっと吹いた。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
「式には、みんな呼ぼうね。もちろんヒロにい達も！」
零「あいつらうるさそうだがな、でも招待状待ってるぞって言ってくれてたから送らないともっとうるさそうだ」
「ははっ。あ！あと、赤井さん達もちゃんと呼ぼうね！」
零「……」
「自分で言ったんだからね、ちゃんと呼ぶからね？」
零「……はぁぁぁぁぁぁぁ、仕方ないな」
すっごく深い溜息だな。披露宴で喧嘩になりそうだな、これは。
「ふふっ」
今まで、お世話になった人、助けてくれた人、私のために手を貸してくれた人は数え切れないほどたくさんいる。
その人達に、恩返しではいけれどちゃんとありがとうって自分の言葉で伝えたい。
「……ここまで、いろいろあったね」
零「そうだな、もう懐かしい思い出だ」
「最初の出会いはちょっと衝撃的だったよね」
零「あー、傷だらけだった俺にいきなりAから説教されたからな」
「……ゴメンね。初対面なのに偉そうに……」
零「いや、あのままじゃもしかしたら俺は死んでたのかもしれない。それか組織に見つかって始末されてたかもな。
それを助けてくれた。Aは俺にとっての命の恩人なんだよ」
「そっか」
零「あの出会いは、運命だったんだって思ってる。だって、トリップしてまで君は俺の前に現れたんだから」
「そうだね。零に会うために来たんだ、この世界に」
零「俺の所に来てくれてありがとう」
「うん」
A、と名前を呼ばれて零の方に向いた瞬間にキスが飛んできた。
零「これからも一緒にいてくれ」
「うんっ」
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ゆな(プロフ) - セネリオさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年11月1日 12時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - 最後まで最高でした…！降谷さんの甘々も悶えそうで…！他の作品も楽しみにしています！ (2022年11月1日 12時) (レス) @page33 id: 2413d2c7ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです！多作品まで読んでくださっているなんて！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年2月10日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もう最後の方ずぅっとニヤニヤしながら読んでいました笑 こっそり花束置いていく快斗くんにもキュンとしました…。快斗くん落ちが読みたいと思ってしまった← 本当に文才ありすぎです…！！ 最初は獄門彊から入ったんですが、他の作品も面白すぎて更新が楽しみです…！ (2022年2月9日 22時) (レス) @page33 id: 0fbfde6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ぷぅさん» コメントありがとうございます。ここはちょっと笑いながら書いてました(笑)私も聞いてみたいです！ (2020年9月28日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年10月27日 8時
