episode.273 ページ23
◇貴方side
零「A、朝だぞ。起きろ」
「……ん゛〜〜」
零「今日は買い物するんだろ？寝てていいのか？」
「ん、起きる」
零「おはよ、A」
「おはよ」
零「ごはんできてるから」
「ふぁ〜〜」
連休次の日。昨日は家でゆっくりして、今日は零がお買い物に連れてってくれる日。
久々の、デート？うん、だいぶ久しぶり化も。最近はみんなで、ていうのが多かったし。
そんなことを考えながらご飯を食べて準備をしに部屋に戻った。
「貴方には秘密を脱ぎ捨てて得た美しさがある、かぁ……」
ベルねぇが言ってくれた言葉。それを思い出しながらクローゼットを開けた。
「れーいー！」
零「あ、準備でき、た……」
「ど、どうかな……？」
ちょっと頑張ってみた。
いつもはパンツスタイルの服ばかりで足を出すことは無かった。
けど、今日はベルねぇが買ってくれたワンピースにしてみた。
最初は凄いやつをオススメされたから懇願しまくってあまり派手じゃなくて露出のないのを選んでもらった。
マジで頑張ったんだよ？
「いつも、こういうの着ないから……零？」
零「……あーもう、」
「え、」
いきなり抱きつかれた。え、零さん？
零「いつも君の綺麗な姿を見せびらかしたいって思ってたけど、こんなに可愛いともう誰にも見せたくない。俺だけがいい」
「ちょっ零さんっ！？」
朝から何てこと言ってるんですか！？
零「でも、俺のお姫様のご要望通りお買い物に行きましょうか」
だからお姫様やめて。恥ずかしい。
零「さ、行こっか」
「うんっ！」
「ねぇ、あとどれだけ試着しなきゃいけないの？」
零「え、まだまだだよ？はい、次はこれ」
店員「奥様はスタイルがよろしいのでこちらもお似合いかと！」
零「いいですね、じゃあ次はこれね」
今日のワンピースはベルねぇが買ってくれたって言ったら服屋さんに連れてかれて試着室に押し込まれてこの状況。
零「試着した服全部購入でお願いします」
え、
店員「お買い上げありがとうございます！」
「じ、自分で買うよ？」
零「だめ、これはプレゼントなんだから」
プレゼントの域を超えてますよ零さん！？！？
そんなこんなで久しぶりのデートは幕を閉じたのだった。
だがクローゼットの扉は閉まらなかった。
.
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ゆな(プロフ) - セネリオさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年11月1日 12時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - 最後まで最高でした…！降谷さんの甘々も悶えそうで…！他の作品も楽しみにしています！ (2022年11月1日 12時) (レス) @page33 id: 2413d2c7ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです！多作品まで読んでくださっているなんて！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年2月10日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もう最後の方ずぅっとニヤニヤしながら読んでいました笑 こっそり花束置いていく快斗くんにもキュンとしました…。快斗くん落ちが読みたいと思ってしまった← 本当に文才ありすぎです…！！ 最初は獄門彊から入ったんですが、他の作品も面白すぎて更新が楽しみです…！ (2022年2月9日 22時) (レス) @page33 id: 0fbfde6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ぷぅさん» コメントありがとうございます。ここはちょっと笑いながら書いてました(笑)私も聞いてみたいです！ (2020年9月28日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年10月27日 8時
