episode.272 ページ22
◇貴方side
結局昨日は寝かせてもらえなかった。一体何時に寝たんだっけ。外明るかったような気がするんだけど。
「零のバカ」
零「俺は悪くない」
「それでよく公安がつとまるな」
零「なんで君がそれ知ってるんだ。本で読んだって俺が一日言ってる言葉なんて全部は書いてないだろ。コナン君か？」
「前の世界で劇場版になってたから」
てかこれ言っていいのかな。まぁいっか、面白そうだし。
零「え、」
「有名だったんだよ？風見さんがコナン君に盗聴器付けられて零が腕捻りあげてたとこ」
零「それほんとか」
「ほんと」
零「なんか複雑だな」
「その映画で、零のファンがめっちゃ増えたんだよ。その人達にも名前つくくらい」
零「どんな名前だ？」
「聞きたい？」
零「あ、あぁ」
「安室の女」
零「……」
ぽかんとした顔をする零。まぁ気持ちはわかる。
零「なんというか……」
「あ、そうだあれ言ってよ。全国の安室の女の心を貫いたあの名ゼリフ」
零「俺はスナイパーじゃないぞ」
「まぁまぁ聞いて」
零「なんだか嫌な予感がするんだが」
「僕の……恋人は……ﾌｯ、この国さ！」
零「それ言った覚えないぞ」
「本来はこれを言うはずだったんだよ。東京サミットの時、コナン君乗せてカーチェイスしませんでした？」
零「……したな」
「あの後カジノタワーの隣のビルで車ごとダイブする前のセリフなんだよ」
なんか変わっちゃってたけどね。嬉しかったけど。でもこっちも聞きたかったことは確かだ。
「てことで言って。録音の準備はバッチリだから」
零「録音するな」
「いいから」
零「……僕の」
うんうん！
零「恋人は……この国さ」
御馳走様でしたぁぁぁぁぁぁぁｯ！！
「あざす安室さん……！！」
零「……」
するといきなり抱き締められて耳元で、
零「だけど、俺の奥さんは君さ。愛してるよ」
「……！？！？！？」
いきなりの爆弾投下。ちょっと待って安室さんんんんんんん！？
零「どうした？」
「ちょっと囁かないで！！」
零「ほんとのこと言っただけだろ」
「不意打ちナシｯ！！」
零「ははっ」
もう、心臓バクバクなんですけど！！病気になっちゃう！！
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ゆな(プロフ) - セネリオさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年11月1日 12時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - 最後まで最高でした…！降谷さんの甘々も悶えそうで…！他の作品も楽しみにしています！ (2022年11月1日 12時) (レス) @page33 id: 2413d2c7ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです！多作品まで読んでくださっているなんて！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年2月10日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もう最後の方ずぅっとニヤニヤしながら読んでいました笑 こっそり花束置いていく快斗くんにもキュンとしました…。快斗くん落ちが読みたいと思ってしまった← 本当に文才ありすぎです…！！ 最初は獄門彊から入ったんですが、他の作品も面白すぎて更新が楽しみです…！ (2022年2月9日 22時) (レス) @page33 id: 0fbfde6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ぷぅさん» コメントありがとうございます。ここはちょっと笑いながら書いてました(笑)私も聞いてみたいです！ (2020年9月28日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年10月27日 8時
