帝光中の彼女事情。【赤羽業】

彼女事情。5 ページ7

黒子side




彼女は一体何者なんでしょう。





彼女、赤羽Aさんに声をかけられてまず思った疑問。



普通の人は僕の存在に気づかないはず…


考えれば考えるほど頭にハテナマークが浮かんでくる
不思議だ、と直感に思った









｢…？｣









そして不覚にも思ってしまったこと、







("綺麗な髪をしているので")


そう言って笑った彼女に

僕らしくもなく、ドキッとしてしまった









｢…赤羽A、さん｣









｢珍しいね、黒子が考え事なんて｣









｢＿赤司君｣



｢＿＿彼女、確か転校生だったね。


赤羽Aさんだっけ？｣



｢はい、とても面白い方ですよ｣





そう話すと赤司君は何かを考える仕草をし、またいつもの表情に戻った






｢ふーん…僕も少し興味があるよ｣






その"興味"と言う言葉の意図は何なのか。






｢じゃあ、



俺はそろそろ失礼するよ。｣



｢はい。｣



｢あ、明日は通常で朝練はあるからね。遅れないように｣





そう放ち図書室からでた赤司君の顔は何かを企んでいる顔をしていた









窓から入ってくる心地よいはずの風が、何だか僕の肌を刺激した









｢何か、起こりそうな予感です｣








＿＿赤司も黒子も、彼女の正体を知るのはまだまだ先のようで

彼女事情。6→←彼女事情。4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す