〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

無一郎と膝枕【リクエスト】 ページ9

【膝枕をしないと出られない部屋】






こうゆうときだけ、キラキラとした目で。


年相応の目で私を見るのは卑怯だ。


早く早くと腕を引くのもずるい。



ゆっくりと正座をするとすかさず頭を載せられる。


顔の向きは私を見ている。


じいっとじいっと。


『そんなに見つめられたら穴が空いちゃうよ』


「空いても、愛するからいいよ」


さらっと言われ何も言えなくなる。


恐ろしいのは、これが口先だけのデマではなく本気で言っていること。




愛してると言われれば本当に愛されてる。


一緒にいたいと言われればずっと一緒にいる。



私が望めばなんでもくれる。


愛も、恋も…………未来さえも。


「髪の毛、綺麗だよね」


薄水色の髪を一房取られクルクルといじられる。


『光が当たった雪……の色でしょ』


クスッと笑う。


光が当たった雪の色。それは昔無一郎が私に言った言葉。


「繊細で可愛いAにぴったりだね。」


と言った。


嘘みたいだけど本当。


いじっていた髪から手を離しその指で唇をなぞる。


『んむぅ』


人差し指でゆっくりと。


「この体勢ダメだね。」


無一郎が起き上がり


接吻をする。



「微妙な位置で、下から見るAは、色っぽいから。

接吻したくなる。

って言うかした。」



ねぇ、もう一回したいと


唇をまた撫でられる。




『っ……』


無一郎は、望むものをなんでもくれる。


愛でも恋でもなんでも。



でも、そうだ。


くれたら【返さなきゃいけない】



前に言ってた。



私は顔をゆっくりと近づけた。



【俺があげたその倍以上の愛をAから貰いたい。


そしたら、何回でも。何年でもずっと…愛すから】



おや？焔華さんに言いたいことがあるみたいです！



「リクエストありがとう。


やっと未成年らしいお題が来たって感じだね。



……？未成年ぽくない？


当たり前じゃん。


恋仲の焔華が年上なんだから、背伸びして。


俺だって大人になろうって頑張ってるんだよ。


……………笑うなよ」


リクエストありがとうございます！

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