〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

宇髄さんと恋人繋ぎ【リクエスト】 ページ46

宇髄さんが忍びの頃設定。

【恋人繋ぎをしないと出られない部屋】

目の前にいる彼、たしかに私の旦那様宇髄天元なんだろう。


しかし、天元さんとは違い子供っぽい…というより地味な感じの天元さんは私を見ている。


「ほぉ……お前綺麗だなぁ。」

上から下までじっと舐め回す。


『私よりも綺麗な人3人知ってるよ』

「3人もかよ。そいつらの旦那さんはさぞかし幸せだろうなぁ」

お前だよ。


いや、余計なことは考えるべきじゃない。

まずはここから出なければ。


『宇髄さん、恋人繋ぎ』

「ん？お前なんで俺の名前知ってんだ？」

『いいから！』

無理やり手を握り、指をからませるように強く握る。



「っっ」

宇髄さんは顔を真っ赤にし固まっている。


案外、この頃は初心なのかもしれない。


『……扉開いたよ。』


そう言って固まる宇髄さんを呼び戻し扉に向かう。


「ま、待ってくれ！」

そう言って羽織の裾を握られる。


「お、俺お前が気に入ったんだ！

俺と結婚してくれ！」


突然のことにポカーンとしたが、私は笑って
『旦那がいるの』と言った。


宇髄さんはそれでも引き下がらずに

「そいつよりもいい男になってやる！」

と言う。


『そー、精々頑張って！』

私は扉に向かって歩みを進めた。


_______________________
「あ、Aさん、お帰りなさい！」

須磨さんが洗濯物を取り込んでいるようで声をかけてくれる。


『ただいま！須磨さん』

須磨さんに声をかけて部屋に戻ろうとすると


「よー、いたいけな青年をたぶらかして楽しかったか？」

天元さんが声をかけた。


『いたいけって……でも実際、わたしにはこんないい旦那さんがいますから』

「そーだな……俺もこんないい嫁を4人も貰っちまった。」

私たちは顔を見合わせて大きな声で笑った。


おや？カズハさんに言いたいことがあるみたいです！

「リクエストありがとな！

数年前の俺もこうしてみるとチャーミングだなぁ。

今ではこんないい男になっちまったけどな。

こんないい男旦那にもらえて、お前も幸せだなぁ！


…………俺も、思えと言う嫁を持てて幸せだけどな」

リクエストありがとうございます！

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