〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

▽ ページ39

優しく、優しく。

労わるような煉獄さんらしい口づけに頭が溶かされていく。


先ほどの実弥さんの口づけが強引だとするならば、煉獄さんのは暖かい口づけだ。


『……ん！？』

口にぬっと舌が入り、口内で動かされる。


未知の感覚に怖くなり、煉獄さんの胸板を押す。


それでもやめてもらえずぽろぽろと涙が出る。


私の涙に驚いたのか煉獄さんが急いで口を離す。


「す、すまない。苦しかったか？」


煉獄さんが私に近づこうとするより早く炭治郎くんが私の肩を掴み背中をさする。


「大丈夫ですか？」

大丈夫と言う意味を込めて頷く。


「じゃあ、俺も失礼します」


えっ、と言葉を紡ぐ前に口を塞がれる。


(お、お前もかぁぁぁぁ)


そんな叫び声は当然発することもできず。


ただひたすらに炭治郎くんを受け入れる。


お2人に比べれば、子供っぽい口づけ。


よくいえば一生懸命、悪くいえば拙い。


そんな口づけを可愛らしいと思うぐらいにはまだ余裕がある。

「っはぁ、余裕そうですね。」

そう言ってむすっとした顔の炭治郎が私を見つめる。


その顔は2人に負けず劣らずの真面目な顔で


(う……わぁ)

不覚にもドキッときてしまう。


「意識してる匂いがする……嬉しい」


そう言ってまた顔が近づくが煉獄さんたちが割って入り阻止される。



「そこまでだ、竈門少年」

顔を赤くし、抜けた頭で考える。


(長男組……長男の3人とはもう口づけしたから扉開いてるよね……早く出よう……

それでこんな恥ずかしいこと忘れちゃおう)


よろよろと立ち上がると3人が私の手首を掴む。

「待ってくれ、ここから出るために俺たちは君に口づけをしたわけではないぞ、Aくん。

これだけのことをしたのだ。君も、誠意をもって答えてくれ」




【どうやら、私。部屋からは出られても、この3人に囚われているようです】



おや？驗彌さんに言いたいことがあるみたいです！



「リクエスト感謝感謝だ！

遅くなってすまんな！

長男組には誰が入るのか分からなかったからな！


しばし迷ってしまった！この3人でよかったかな？


ふむ。まぁ誰が増えようと君が俺を選んでくれるだろうがね！」





リクエストありがとうございます！

玄弥とお風呂【リクエスト】→←長男組とキス【リクエスト】

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