〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

伊黒さんと実弥さんで愛される【リクエスト】 ページ29

【愛し愛されないと出られない部屋】



実弥さんと伊黒さんが怖い。


鬼殺隊のお世話役になった日から今まで私に当たりが強いのだ。


元々あたりが強い二人だが、

私は、常に二人に見つめられ、抱えきれないほどの荷物を持ってふらふらしてると、



「危なっかしい」

といわれ、荷物を目的地まで持っていかれた。


そのときのごみを見るような目。






そんな二人から愛されるなんてゼロに等しいだろう。


(日輪刀で壊すべき？いや、でも…)


「ほぉ、人のことを無視とは、いいご身分だなぁ」


がしっと頭をつかまれハッとする。

考え事に夢中になって図らずして実弥さんを無視してしまった。

『あ、あのですね？無視といいますかどうやってこの扉を壊そうかなと思いまして』


伊黒さんと実弥さんが顔を見合わせため息をつく。



「理由を聞いていいか」

伊黒さんに言われ私は思ったことを言った。

もちろん、嫌われていることは隠して。



「なるほど。だが、その考えは外れだ。むしろ、お前に愛されようと必死だ。」




今度は、私が二人の顔を見る。


『私にですか？』



「そうだ、おれも伊黒もお前のこと愛してんだ。


お前がどちらかを愛し、選んでくれれば出られる。」


私が選べば…

じゃあ、どっちかを適当に選べば


「ひとつ言うが、俺たちは本気でお前を愛している。


選んだら最後、離してやれない。」


真剣に選べと言われ、口をつぐむ。







真剣に彼らは私を求めている。

不誠実な対応はできない。


今思えば、荷物をもってくれたりしたのは、彼らなりのアピールだったのかもしれない。




気持ちにこたえたい。


【愛をどちらに捧げる？】


おや？すももさんに言いたいことがあるみたいです！

「リクエストありがとよ。


なんだかはっきりしない終わり方だな。


ほら、いえよ。おれを選びますって」




リクエストありがとうございます！

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