〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

無一郎と耳責め【リクエスト】 ページ22

※夢主 無一郎の家のメイドさん。 無一郎に溺愛されている。 付き合ってない。



【耳責めをしないと出られない部屋】

そうかかれたこの部屋は鬼が作ったそうだ。

「困ったね。早くでないと」

無一郎さんは日輪刀を取り出し斬りかかる。しかし、部屋には結界でもあるかのようにその刀をはじき出す。


『あの、耳責めをすれば出られるのですよね？でしたら』


「だめ」

きっぱりと言われた。


『でも、私……役に立ちたいんです』


親が鬼に殺され、身寄りがなくなった私を無一郎さんがメイドとしてお屋敷においてくれた。



しかし、無一郎さんは、私に家事をさせてくれない。


「危ないから」

そう言って何もさせてくれない。


私だって。


『あなたの役に。私は、立ちませんか？』

そう言って手を握る。


「…………俺、耳責めなんかしたらAのこと、離せなくなるよ」


ごめんね。そう言って抱きしめられ耳を噛まれる。



左耳を噛まれ、右耳をカリカリといじる。


そして、左耳から時折聞こえる吐息が私の頭を真っ白にする。


「っ……はぁ……かわいい。可愛い……Aっ……A」


またカプリと耳を噛まれる。


吐息交じりに囁かれた自分の名前はなんだか誇らしく感じた。



銀の糸を引き離された唇。



息を整える私を心配そうに覗く。


「ごめん……大丈夫？」


頷く。


「……好きだよ」


肩を震わせ小さな声で言った。


でも、目は逸らさない。


「本気で。Aが……」


私は目を見つめたまま口パクで伝えた。



無一郎さんは伝わったようで泣き笑いで抱きついてくる。


私と、無一郎さん。


孤独だったから、愛しあえた。



今度は、2人で。


幸せな家族になりましょう。



【私も、ずっと好きでした】




おや？れいさんに言いたいことがあるみたいです！



「リクエストありがとう。


泣き笑い、なんて。かっこ悪いところ見られちゃったな。


でも、一緒にいてくれるなら、こんな俺も受け入れてくれって信じてるから」


リクエストありがとうございます！

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